愛猫の健康維持のためには、毎日給餌するキャットフード選びが重要となります。
キャットフードは、年齢や健康状態によって、適切なものが異なります。種類も豊富なため、どれを選んでいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、獣医師の石井万寿美さんに選ぶときのポイントについて教えていただきました。
選ぶときのポイントだけでなく、おすすめの人気商品もたくさん紹介しています。
購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
- キャットフードは3種類
- 必要な栄養素がすベて入っている「総合栄養食」
- おやつやご褒美に!ドライフードに混ぜてもいい「一般食」
- 病気の治療や予防には「食事療法食」
- キャットフードの選び方|6つのポイントを紹介
- ①まず第一に安全性をチェックしておこう
- ②猫の好みはどちら?主原料(肉や魚)で選ぶ
- ③グレイン・グルテンフリーやオーガニックなど、配合成分も確認
- ④子猫、成猫、シニア猫など愛猫の対象年齢で選ぶ
- ⑤ドライやウェットなど種類で選ぶ
- ⑥キャットフードのサンプルを試す
- ドライタイプのキャットフードおすすめ23選
- 【総合栄養食】ドライタイプのキャットフードおすすめ18選
- 【食事療法食】ドライタイプのキャットフードおすすめ5選
- ウェットタイプのキャットフードおすすめ15選
- 【総合栄養食】ウェットタイプのキャットフードおすすめ6選
- 【一般食】ウェットタイプのキャットフードおすすめ7選
- 【食事療法食】ウェットタイプのキャットフードおすすめ2選
- キャットフードに関するよくある質問
- まとめ
キャットフードは3種類
キャットフードはすベて「総合栄養食・一般食・食事療法食」の3種類に分けられます。そのため、一番最初にどの種類にするか決めておくことが大切です。
主食として給餌するのか、おやつとして給餌するのかなど、目的をわけて選びます。
猫の体調なども加味し、どれが適しているか判断できるように、下記の特徴を覚えておきましょう。
必要な栄養素がすベて入っている「総合栄養食」
「総合栄養食」は猫が必要とする栄養基準を満たし、新鮮な水と一緒に給餌するだけで健康が維持できます。
猫の成長に必要な栄養素をバランスよく取ることができるように調整されているため、基本的に食事はこれだけでOKです。
総合栄養食と名乗れるのは、ペットフード公正取引協議会が定める試験基準をクリアした商品のみ。元気で健康的な特に問題がない猫には、主食としてこの表示があるものを選びましょう。
おやつやご褒美に!ドライフードに混ぜてもいい「一般食」
必要な栄養素をある程度満たしたものは、「一般食」と表示されています。一般食のみで与えることはあまりなく、おかずのようなものです。総合栄養食に混ぜて給餌することが多いです。
総合栄養食のように、猫にはこれだけ与えておけばよいというものではなく、与えすぎると栄養バランスが崩れてしまうので、あまり与えすぎないようにしましょう。
1日1回のおやつやご褒美として、猫のストレス軽減に与えてあげましょう。また、ドライフードのトッピングとしてもおすすめです。
病気の治療や予防には「食事療法食」
「食事療法食」とは、食事の量や栄養バランス、成分を調節することによって特定の病気の進行を遅くしたり、猫の療養をする目的のために作られたフードです。
猫の病気でとくに多い下部尿路疾患や肥満の他に、糖尿病や腎臓病用の食事もあります。
猫の病気に合わせて病院などで指導や処方がされるので、飼い主の判断で与えたりせず、気になる症状があればまずは獣医師に相談してから、給餌のアドバイスをもらうようにしましょう。
キャットフードの選び方|6つのポイントを紹介
人間用の食品は、食品安全基本法や衛生法などさまざまな法規制に守られ、安全性の基準を満たしています。一方、キャットフードは法的な規制があまりなく、無法地帯のようになっている現状があります。
安全性や成分など、飼い主さんだけでは判断できない部分もたくさんあるため、獣医師の石井万寿美さんにお話をうかがいました。
①まず第一に安全性をチェックしておこう
まず、最初に確認しておきたいのが安全性。大事な家族である愛猫の健康を守るためには、毎日給餌するキャットフード選びが重要です。
日本では、つい最近までペットフードのための法律がありませんでした。2009年からペットフード安全法が施行されましたが、まだ安全基準や成分の規制づくりの途中という状況です。
賞味期限やカロリーなど人間用の食品でおなじみの決まりに加え、グレインフリーや無添加フードのことも知っておくと安心です。
生産国によるキャットフードの安全基準
法整備が十分とは言えない日本と比べて、猫を飼う文化の長い国にはしっかりとしたキャットフードの法整備があります。
特にアメリカやヨーロッパは、キャットフードを製造する際の明確な基準があり、原料から成分までを厳しくチェックしています。
アメリカには「AAFCO(アーフコ:米国飼料検査官協会)」や「FDA(食品医薬品局)」といった検査機関が存在していて、安全なペットフードの基準を定めています。
世界に目を向けたとき、どの国のキャットフードがおすすめなのでしょうか。
賞味期限が長いキャットフードは避けるべき
人間用の食品と同じく、キャットフードにも賞味期限があります。大容量の商品も多いため「期限が切れても大丈夫?」と気になりますよね。
賞味期限とは、おいしく食べられる期間のことです。消費期限と比べると期限切れによる危険性は低いといわれています。
ただし、においや味が変わってしまっている場合は要注意。においに敏感な猫が食べたがらなくなるだけでなく、空気に触れて変質している可能性があります。できるだけ賞味期限内で食べきるようにしましょう。
続いて気になるのが、賞味期限が長いキャットフードの安全性。通販などでまとめ買いしやすくおうちにストックできるのは嬉しいですが、猫の健康への影響が気になります。
カロリーの与え過ぎは愛猫の健康に影響する
人間と同じく、猫の場合も肥満は健康を損なう原因の1つ。猫の年齢や体格ごとに必要なカロリーの量は異なります。
キャットフードのほとんどは、子猫・成猫・高齢猫用が用意されています。愛猫のライフステージに合わせて選んであげるのがよいでしょう。
塩分の過剰摂取には注意しよう
猫のご飯は通常、人間よりも薄い塩分で味付けされています。それは、塩分の過剰摂取が腎臓病などの重い病気につながるからです。
心配な人は、成分表示をチェックしたり、獣医師の先生がおすすめするキャットフードを中心に給餌しましょう。おやつのあげすぎによる塩分過多も注意が必要です。
②猫の好みはどちら?主原料(肉や魚)で選ぶ
島国である日本に住む猫は、昔から漁師さんのおこぼれや各ご家庭などで、魚を多く食べてきました。猫の好みは魚。実はその常識は、世界に目を向けてみると異なるのです。
魚を食べる習慣が少ない海外などは、肉(チキンやターキー)が主流です。猫の食いつきが悪い場合は、主原料を肉に切り替えてみると食べてくれる場合がありますよ。
肉も牛やダック、鶏、ウマなどさまざまな種類がありますが、その品質にはこだわるようにしましょう。
ミートミール、あるいは家禽ミールと記載され、なおかつ品質管理ができていないメーカーだと、骨や羽毛まで含まれていることも。品質管理が厳しいメーカーのものだと安心ですね。
③グレイン・グルテンフリーやオーガニックなど、配合成分も確認
キャットフードには、グレインフリーやグルテンフリー、無添加のタイプなどもあります。アレルギーや持病のある猫に嬉しいこれらのフードですが、なかには粗悪な原料や人工添加物が多く含まれていることも。
愛猫の体型や年齢・体質と合わせて、購入前にチェックしておきたいポイントを教えてもらいました。
グレインフリー
イネ科の植物(穀物)が原材料に使われていないのがグレインフリーのキャットフード。
人間用の食品と同じく、キャットフードの成分表示も成分が多く含まれている順に記載されています。成分表示を見るときのポイントは、上位に魚や肉類などタンパク質が記載されていること。
安全性が気になる場合は、魚や肉の種類まで明記されているものを給餌するのがよいでしょう。人間用の食品としてなじみ深いサーモンやチキンを原材料として使っているものもあります。
グルテンフリー
グルテンとは、小麦などに含まれるタンパク質の一種。小麦アレルギーの猫には、グルテンを含まないフードを給餌しましょう。グレインフリーとの違いは、含まれていない成分の範囲。
無添加
キャットフードに使われることが多い添加物は、主に酸化防止剤や着色料など。製造後や開封後、商品の劣化や変質を防ぐために使われていたり、猫の食いつきをよくするために使われたりしています。
法規制の緩いキャットフードの場合、危険な添加物が含まれていることがあり、注意が必要。
高品質プレミアムフード
世間で販売されているプレミアムフードとは、品質にこだわって作られたものを指していることが大半。
なかには、添加物の量を最小限に留めるだけでなく原料や製造工程の安全基準を人間と同じように設けた「ヒューマングレード」というものもあります。
しかしながら、ペットフード業界にはプレミアムフードと表示するための法規制やルールはないという一面も。
オーガニックキャットフード
オーガニックキャットフードというものもあります。大きな特徴としては、認証マークがついているフードは認定基準が明確なこと。原材料の何がオーガニックなのか、しっかり確認できる商品がおすすめです。
- 日本の製品:有機JAS
- イタリアの製品:Associazion Italiana per I'Agricolture Biologica
- オーストラリアの製品:Australian Certified Organic
④子猫、成猫、シニア猫など愛猫の対象年齢で選ぶ
猫のライフステージは、大きく分けて3つです。
猫は、生まれて1歳までは子猫と呼ばれます。1歳から7歳までは大人の猫、成猫(アダルト猫)です。そこから先、7歳からはシニア猫となります。
例えば、子猫とシニア猫に必要な栄養素はそれぞれ違います。子猫用のものをシニア猫に給餌してしまうと、高カロリー高タンパク質すぎて体によくありません。
猫は腎臓が弱く、シニア期になると高タンパクなご飯では慢性腎不全になりやすくなります。他の栄養素も大事ですが、年齢に応じたタンパク質を選びたいですね。
⑤ドライやウェットなど種類で選ぶ
キャットフードは、ドライ、ウェットと2種類の形状に分けられます。それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるため、猫の好みや健康状態に合わせて選びましょう。
「カリカリ」と呼ばれているドライフード
カリカリと呼ばれているドライタイプのキャットフード。水分量が少なく保存性に優れ、猫の毎日のご飯に人気です。
総合栄養食が多く、一般食はあまりありません。また、安価に大量生産するため、かさ増しとして穀物が入っている場合が多く、グレインフリーのものはウェットと比べると少ない傾向にあるようです。
ドライフードにはさらに、咀嚼によって顎を鍛えたり、歯の表面についた歯石を落とすという役割もあります。ぬるま湯でふやかして給餌する人もいるようです。
しかし一方で、ドライタイプのものは塩分が多く含まれているものも多く、成分表示などをチェックして塩分の過剰摂取に注意する必要があります。
よく食べるからと塩分たっぷりのご飯を続けていると、腎臓病になるリスクもあります。
また、ドライタイプは年齢による選び方も重要となります。猫も人間と同じで、その年齢によってキャットフードの選び方を変えてあげる必要があります。
1歳までは子猫、成猫(アダルト)は1歳から7歳まで。7歳以上はシニアとなります。
2匹以上の猫を飼っていて、その猫たちの年齢がバラバラという場合は、全年齢対象のキャットフードを選ぶと年齢に合わせる必要がないので便利です。
嗜好性が高いといわれるウェットフード
ウェットフードとは、水分の多いキャットフードのこと。魚や肉の香りが強く、柔らかくて消化もよいという特徴があります。また、脱水状態が心配な夏場や、なかなか水を飲まない猫にも適しています。
ウェットタイプは一般食が一番多いキャットフードです。原材料である肉や魚を調理し、ほぐしてすぐ缶やパウチに封入するので、穀物を使わないグレインフリーのものが多くあります。
しかし、猫が好むからとそればかり給餌し続けると、栄養バランスが崩れる可能性もあるため注意が必要です。
猫に一般食を日常的に給餌してあげている場合、たまにでよいので血液検査をしてあげると、栄養が偏っているかチェックできます。
⑥キャットフードのサンプルを試す
キャットフードの好みは、猫それぞれです。「評判がいいから買ったのに、うちの猫には不評だった」「余ってしまったこのキャットフードどうしよう…」というお悩みは、飼い主さんにとってあるあるですよね。
なるべく失敗したくない場合は、少量のキャットフードサンプルを給餌してみるのがおすすめです。少量から試せて1回で使い切れるため、無駄になる心配もありません。
ドライタイプのキャットフードおすすめ23選
猫の毎日のご飯に選ばれやすい、ドライタイプのキャットフード。おいしさだけでなく、安全性の高い商品や栄養バランスに優れた人気商品をピックアップしました!
【総合栄養食】ドライタイプのキャットフードおすすめ18選
まずは獣医師の石井万寿美さんがおすすめする、総合栄養食の人気キャットフードを紹介!「毎日あげるものだから、安全でおいしいものを選びたい」と思っている飼い主さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. CUPURERA(クプレラ) / ホリスティックグレインフリー
2. ARTEMIS(アーティミス) / オソピュア グレインフリー サーモン&ガルバンゾー
3. AATU(アートゥー) / サーモン&ニシン
4. gather(ギャザー) / フリーエーカーキャット
ここからは、編集部が選んだドライタイプのキャットフードをご紹介!
値段が安くて毎日たっぷりあげてもコスパよしなものから、ヒューマングレードで材料にこだわったものまでさまざまです。
5. PURINA ONE(ピュリナワン) / キャット ドライ グレインフリー1歳以上 チキン
6. モグニャン / モグニャン キャットフード
7. CANAGAN(カナガン) / キャットフード チキン
8. CANAGAN(カナガン) / キャットフード サーモン
9. THE JAGUAR(ジャガー) / ジャガー キャットフード (1.5kg)
10. ZiwiPeak(ジウィピーク) / エアドライ・キャットフード ラム
11. ポチたま屋 / ねこのまんま
12. NewZealand Natural PetFood(ニュージーランドナチュラルペットフード) / meow フリーズドライキャットフード チキン&サーモン
13. Natural Balance(ナチュラルバランス) / ホールボディヘルス キャットフード
14. FOKKER(フォッカー) / ビオ キャット
15. 日清ペットフード / キャラットミックス かつお仕立ての味わいブレンド
16. 日本ペットフード / 懐石2dish 枕崎のかつお節ペア
17. PURINA ONE(ピュリナ ワン) / 避妊・去勢後から全ての年齢に 避妊・去勢した猫の体重ケア ターキー
18. 日本ペットフード / ビューティープロ キャット 猫下部尿路の健康維持 低脂肪 1歳から
【食事療法食】ドライタイプのキャットフードおすすめ5選
病気や疾患がある猫でも、食べ物でその症状は和らげることができます。食事療法食を取り入れるときには、獣医師に事前に相談し、指導を受けるようにしましょう。
こちらでは人気の食事療法食を紹介します。食事療法食といってもその原材料や香りはさまざまです。おいしく食べて、愛猫にはいつまでも健康でいてほしいですね。
1. ROYAL CANIN(ロイヤルカナン) / キャットフード ユリナリー S/O オルファクトリー ライト
2. ROYAL CANIN(ロイヤルカナン) / 消化器サポート(可溶性繊維) ドライ
3. Hill's(ヒルズ) / サイエンス・ダイエット 室内猫の毛玉・体重ケア チキン(インドアキャット アダルト)
4. HAPPY CAT(ハッピーキャット) / ダイエット ニーレ
5. bosch petfood(ボッシュペットフード) / ザナベレ ウリナリー+グルテンフリーキャットフード
ウェットタイプのキャットフードおすすめ15選
続いて、ウェットフードを紹介します。獣医師の石井万寿美さんがおすすめするキャットフードを参考に、嗜好性の高いものや着色料・化学防腐剤などの添加物を含まないものを中心にセレクトしてもらいました!
その中でも、近年とくに注目が集まっているグレイン・グルテンフリーも紹介しています。小麦アレルギーをもつ猫や、お腹の弱い猫におすすめです。
グレインフリーは、イネ科の植物(穀物)が原材料に使われていない商品、グルテンフリーは、麦類全般が含まれていない商品のことです。
【総合栄養食】ウェットタイプのキャットフードおすすめ6選
最初は、毎日のご飯になるウェットタイプの総合栄養食について紹介します。
栄養バランスに優れ、かつ余分な添加物やグルテンなどが入っていないので、安心して与えることができますね。
1. ZiwiPeak(ジウィピーク) / NZグラスフェッドビーフ
2. AIXIA(アイシア) / MiawMiawジューシー 香るおかか
3. PURINA Felix(ピュリナ フィリックス) / フィリックス チキン&ビーフ
4. Natural Balance(ナチュラルバランス) / ディレクタブルディライツ シーブリュレ
5. animonda(アニモンダ) / フォムファインステン シニア(牛肉と豚肉と鶏肉)
6. Hill's(ヒルズ) / サイエンス・ダイエット シニア 7歳以上 高齢猫用 チキン
【一般食】ウェットタイプのキャットフードおすすめ7選
続いて、ウェットタイプの一般食を紹介します。ご褒美にあげたり、おやつタイムを楽しんだり。いつものご飯と一緒にあげれば食欲が増すような、猫が喜ぶ味や香りのものを集めました。
まずは獣医師の石井万寿美さんがおすすめする、贅沢気分にひたることのできる一般食です!
1. Schesir(シシア) / キャット グレインフリー ツナ&サーモン
2. 三洋食品 / 何も入れないまぐろだけの「たまの伝説」
ここからは、編集部が選んだウェットタイプの一般食おすすめ人気商品の紹介です!
原材料も魚や肉など豊富にそろえました。気になったものがあれば、愛猫にお試ししてみるのはいかがでしょうか。
3. LEONARDO(レオナルド) / 豊富なビーフ
4. Mog Rich(モグリッチ) / 猫用おやつ チキンとレバーの濃厚ピューレ
5. almo nature(アルモネイチャー) / アダルトキャット 鶏肉とチーズのご馳走
6. カントリーフレッシュ チキン&ビーフ
7. Monpetit(モンプチ) / ゴールド(缶) 極上まぐろ
【食事療法食】ウェットタイプのキャットフードおすすめ2選
食事療法食、ウェットタイプのキャットフードを紹介します。病院でおすすめされる食事アドバイスも、ドライタイプを中心としたものが多い傾向にあるようで、ウェットタイプの食事療法食はあまりない結果に。
1. Forza10(フォルツァディエチ) / 療法食 キャットフード リナールアクティウェット 100g フラットフィッシュ
2. animonda(アニモンダ) / インテグラプロテクト ウェット CAT 腎臓ケア 七面鳥のみ
キャットフードに関するよくある質問
- 月間検索数から多く検索されている、人気のキャットフードメーカー7社は以下になります。
- ロイヤルカナン
ロイヤルカナンは、フランスに本社を持つ人気のペットフードメーカーです。専門部門による調査に力を入れているのが特徴で、栄養学の研究の成果をフードに反映しています。
ライフステージや体格だけでなく、持病や体調不良のお悩みごとにキャットフードを販売していますよ。猫種別の専用フードなども用意されています。 - ニュートロ
ニュートロは、自然素材のキャットフードを手がける人気の老舗メーカー。穀物を含まないグレインフリーのフードのラインナップが豊富なので、アレルギーを持つ猫のためのご飯選びにおすすめです。
高タンパクで穀物不使用なワイルドシリーズは、筋肉量の多い猫にもおすすめ。ナチュラルチョイスシリーズは、最新の栄養学を取り入れつつ自然素材を使って作られているため、健康維持に役立ちます。 - オリジン
オリジンは、アメリカの大手ペットフードメーカー。キャットフード業界のさまざまな賞を受賞した経歴があるため、安全面が気になる飼い主さんにも選ばれています。
フードの特徴は、野生の猫の食事に近い高たんぱく・低炭水化物の配合。グレインフリーかつ全ライフステージ型の商品も多いため、多頭飼育のご家庭にも人気があります。 - ハロー
ハローは自然素材が原料のフードを作るメーカー。天然のサーモンや平飼いの鶏を原料として使用し、人間が食べられる部位だけを使っています。
とくに人気があるのは、アダルト(1歳以上の成猫用)のシリーズ。穀物不使用なだけでなく、遺伝子組み換え技術などを使った原料も不使用です。動物福祉を考えてキャットフードを給餌させたい方に人気。 - ヒルズ
ヒルズは、動物病院などの専門機関で取り扱われていることも多い人気のペットフードメーカー。合成香料や保存料など、猫の健康面への悪影響が気になる成分は使っていません。
とくに有名なのは、年齢や体格に合わせて選べるサイエンス・ダイエットシリーズ。日常的に体重管理を行うことで肥満を防ぎ、将来的な健康リスクを減らしたい方におすすめです。 - ピュリナワン
ピュリナワンは、アメリカの人気ペットフードメーカー。合成着色料や香料、発色剤不使用のフードを作っています。
特徴は、猫に必要な6つの栄養素をバランスよく配合し、健康をサポートしてくれること。小粒で食べやすいため、好き嫌いの多い猫でも給餌しやすいと好評です。 - カナガン
プレミアムフードを中心に選びたい方に人気の、イギリスの人気キャットフードメーカー。4Dミートやかさ増し用の穀物などを使わず、安全性の高いフード作りをおこなっています。
特徴は、ヒューマングレード(人間も食べられる厳しい基準※)の商品。穀物不使用・香料・着色料不使用の高品質フードが揃っています。
※ヒューマングレードの食品工場から仕入れた肉を使用
※乾燥原材料等はペットフード用に生産されたものを使用
- 猫がキャットフードを食べないときは、まずは食欲不振の原因を確認することが大切です。キャットフードを食べない理由にはさまざまなものがあります。
・フードの飽きや好みの変化
・ストレスや環境の変化
・口内炎などの歯や口の問題
・内臓の病気
・繁殖期(去勢・避妊していない場合)
猫の様子を観察し、病気やケガの心配がなければ、フードの飽きやストレスが原因の可能性があるため、以下の方法を試してみましょう。
対策 | 詳細 |
---|---|
フードの種類や与え方を工夫する | ・ウェットフードとドライフードを混ぜる ・フードを少し温める ・新鮮なフードを小分けで与える |
食事環境を整える | ・清潔な食器を使用する
・落ち着いて食事できる場所を用意する ・水と食器の位置を離す |
食事のタイミングを調整する | ・決まった時間に与える ・15分程度で食べなければ一旦下げ、1時間後に再度与える |
一方で、注意が必要なサインもあります。24時間以上まったく食べない場合は注意しましょう。
また、普段と様子が違って元気がなかったり、嘔吐や下痢をしたりしている場合も心配です。急な体重減少も見逃せないサインです。
このような症状が見られた場合は、単なる食欲不振ではなく、より深刻な問題の可能性があるため、速やかに獣医師に相談することをおすすめします。
愛猫の健康を守るため、日頃から食事の様子をよく観察し、変化に気づくことが大切です。
- フードの切り替えは、猫の健康を考えてゆっくりと行うのがポイントです。基本的には、1週間から10日かけて少しずつ新しいフードに慣れさせます。
目安となる混ぜ方は以下のとおりです。
日数 | 混ぜ方 |
---|---|
1~3日目 | 古いフード75%、新しいフード25% |
4~6日目 | 古いフード50%、新しいフード50% |
7~9日目 | 古いフード25%、新しいフード75% |
10日目以降 | 新しいフード100% |
切り替え中は、猫の食欲や便の状態をよく観察しましょう。軟便や嘔吐などの症状が出たら、切り替えのペースを遅くします。
また、食事は静かで落ち着いた場所で食べさせ、新しいフードを少し温めて香りを引き立たせましょう。平たい皿を使用し、ヒゲが触れにくいようにするのがおすすめです。
新しいフードを食べない場合は決して無理強いせず、前のフードに戻して時間をおいてから再度試してみましょう。食欲不振が続く場合は、獣医師に相談する必要があります。
猫の好みは十人十色。うまくいかないときは、別の種類のフードを試すのも良いでしょう。愛猫の健康を第一に考え、焦らずゆっくりと新しいフードに切り替えていくことをおすすめします。
- 健康な猫に療法食を与えることは避けるべきです。療法食は特定の健康問題に対応するために栄養バランスが調整されているため、健康な猫に不適切に与えると栄養不足や過剰摂取の問題を引き起こす可能性があります。
自己判断で療法食を与えることは危険なので、必ず獣医師の指示に従いましょう。
猫に療法食を与える判断をするおもなタイミングは以下のとおりです。
状況 | 詳細 |
---|---|
特定の病気が見つかったとき | 腎臓病 尿路疾患 消化器系の問題 糖尿病 肝臓疾患 心臓病 アレルギー性皮膚炎など |
獣医師が勧めたとき | 健康診断の結果にもとづいて 血液検査や尿検査で異常が見つかったとき |
体重管理が必要なとき | 肥満や体重減少が見られる場合 |
年齢に応じた栄養管理が必要なとき | シニア猫や成長期の子猫の場合 |
回復期のサポートが必要なとき | 手術後や重度の病気からの回復期 |
療法食の使用は、獣医師とよく相談しながら決めることが大切です。愛猫の健康状態に合わせて、適切な栄養管理を行いましょう。心配なことがあれば、遠慮なく獣医師に相談してください。
- キャットフードの1日の適量は、猫の体重・年齢・活動量・フードの種類などによって異なりますが、一般的な目安は以下のとおりです。
- ・体重3~4kgの猫:1日約30~50gのドライフード
・体重5~6kgの猫:1日約50~70gのドライフード
- ・子猫(〜4ヶ月):体重の約6~8%
・子猫(4〜12ヶ月):体重の約4~6%
・成猫:体重の約2~4%
・高齢猫:体重の約1.5~3%
キャットフードの与え方は、成猫の場合は1日2~3回、子猫の場合は1日3~4回以上に分けるのが一般的です。
また、最適な給与量は個々の猫によって異なるため、獣医師に相談しながら調整することをおすすめします。定期的に体重をチェックし、適切な体型を維持できているか確認することが大切です。
- 猫のご飯の回数は年齢や健康状態によって変わりますが、一般的な目安は以下のとおりです。
- ・子猫(6ヶ月まで):1日3〜4回
・成猫(7ヶ月〜7歳頃):1日2〜3回
・シニア猫(7歳以上):1日4〜5回
成猫の場合は1日2回、朝と夕方に与えるのが基本ですが、猫によっては1日かけて少しずつ食べる場合もあります。一度にたくさん食べて吐いてしまう場合は、少量を複数回に分けて与えましょう。
ただし、1日に与える量は決めておき、肥満に注意する必要があります。ウェットフードは傷みやすいので、食べ残しは片付け、次の食事の際に新しいものを用意しましょう。
猫の習性や個性に合わせて、適切な回数を見つけていくことが大切です。
- キャットフードとドッグフードは、猫と犬の異なる栄養ニーズに合わせて作られています。主な違いは以下のとおりです。
- 栄養素の割合の違い
・犬:たんぱく質25%、脂肪18%、炭水化物57%
・猫:たんぱく質40%、脂肪25%、炭水化物35% - たんぱく質と脂質の含有量
・キャットフードは、ドッグフードよりもたんぱく質と脂質の含有量が高い - タウリンの有無
・キャットフードには必ずタウリンが配合されている
・猫は体内でタウリンを合成できないため、食事から摂取する必要がある - 原材料の違い
・ドッグフード:野菜や果実など、さまざまな食材が使用される
・キャットフード:動物性たんぱく質を中心とした原材料が使用される - 味付けと嗜好性
・キャットフードの方が、ドッグフードよりも味付けが濃く、嗜好性が高い - ビタミンとミネラルの配合
・猫はビタミンAを体内で合成できないため、キャットフードには直接ビタミンAが添加される - フードの大きさと形状
・キャットフードは猫の小さな口に合わせて、ドッグフードよりも小さめに作られている
上記の違いにより、犬にキャットフードを与え続けると栄養過多になり、内臓に負担がかかる可能性があります。
逆に、猫にドッグフードを与え続けると必要な栄養素が不足し、健康上の問題を引き起こす可能性があります。そのため、それぞれの動物に適したフードを与えることが重要です。
まとめ
今回は、愛猫の健康を守るためのフード選びのポイントと、タイプ別のおすすめキャットフードを獣医師の石井万寿美さんに紹介してもらいました!
毎日給餌するからこそ、キャットフードの安全性や栄養バランスは気になりますよね。ぜひ、今回教えていただいた選び方を参考にして、愛猫の健康維持に役立つキャットフードに切り替えてみてください!
記事をシェアする
新着の記事
参考価格の表記について
当サイトでは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの中から、同一商品の価格を比較し、そのうち最も値段の安いものを「参考価格」と定義しております。
また、商品価格(税表記の有無・送料等も含む)は常に変動しており、当サイトへの反映が一部遅延する場合がございますので、最終的な購入価格はリンク先の各ページで改めてご確認いただきますようよろしくお願い申し上げます。
※当サイト内にて[PR][Sponsored]の表記がある商品はアフィリエイトプログラムにより広告収益を得て運用を行っております。