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昭和中期、禅に生きた故若月佑孔先生の随筆集です。一部に今の時代に合わない表現等がありますが、先生の意思を尊重して、原文のまま掲載したいと思います。合掌*****************一筆啓上仕り候。 これは、私のお喋りです。来訪、私がお喋りしている事を書き綴ったものです。「言葉は神なり」と申しますと、此の貧しい本は、私の心を現はしているのでせうか。恥かしい。 然し私を知って、顧みて下さる人に読んで貰ひたいの「一心」で原稿、プリント切り、印刷まで、そして綴も私の手でコツコツやったものです。 正月中旬に着手して、刷り上がりが三月中旬、努力賞 敢闘賞だけでも下さいませ。高野長英だったか幕末の志士、六無斉と號されました。曰く「親もなく、妻なく子なく判木なし。金もなければ死にたくもなし」それで「六無斉」本を発刊して、幕府ににらまれて、安政の大獄の一人となった人。私は判木でなく、紙が?なくなって、哀れ六無斉になるところでした。 文盲と一貫しやうと思ひ 文は短くと思って初めたのですが、意あって筆たらず、筆余って居乍ら意を盡して居りません。又、古人の本を解説するのと異って、創り出すと云ふことは こんなにむつかしいものかとも知りました。 片言のお喋りかも知れません。御判読と 御批判を頂ければ 幸いなのでございます。昭和三十七年三月吉日 若月佑孔
テーマ: 片片草
小説・エッセイ・ポエム
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