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子供の頃から、集団行動が苦手で学校が嫌いで親には「変な子」と言われ、「生きづらさ」を薄々感じつつ、昭和の根性論で多数に合わせるように頑張って生きていました。30代になりアーユルヴェーダと出会って、「心と体はつながっている」ことを知って、毎日通勤電車に乗るとお腹が痛くなるのは、私はこの生活が嫌なんだって、苦しいんだって、遅ればせながら気づきました。 それからは、もう、自分探し沼にハマり、右往左往いたしました。そして、縁もゆかりもない、おまけに治療を受けたこともない鍼灸師になるという、周りから見たら本当に突拍子もない意味不明な行動に出ます。 じゃあ、自分が鍼灸師になるって決めた理由がはっきり有るかと言えば、そんなものはなく、ただ、「なんとなくこっち方面だと思ったから」なんで、今でもあの時、なぜ鍼灸を選んだのか自分でも不思議です。でも、鍼灸を選んだ自分の選択は間違っていなかったらしく、鍼灸学生時代から有名な先生、独自の治療理論のある先生を見つけると新幹線、飛行機を乗ってでも治療を受けに行ってました。 興味がすごくあったんです。 知ることが楽しくて、今から思うと幸せな経験でした。鍼灸学校を卒業して、いわゆる修行に出るんですけど、その時私は36歳ですよ。 もういい年齢です。 会社ではそれなりの責任ある仕事を任され、それなりのお給料をいただいていたので、ちょっと、いや、かなり傲慢だったんだと思います。 はい。 その傲慢さを、修行先でバッキバキにへし折られ、人生初の大きな挫折を味わいます。はい、沼、再び。今度は、「スピリチュアル沼」にハマりました。 いろんな本を読んだり、能力者にあったりして、私もそんな能力がほしいっ!!って本気で思って、今から思うと恥ずかしいんですけど、いわゆるパワーストーンとか、直感を鍛える訓練とかやってました。 もちろん、それらを否定はしません。転んでもただでは起きない性質があるのか、その頃にたくさんの人に出会い、人生を好転していくことができました。 運は人が運んでくれるものなんだって、本当ですよ。 その頃から、私は自分の能力が一番発揮できる環境はどんな環境なのだろうかって考えるようになり、大先生や同僚からのプレッシャーのない個人で活動することを決めました。 基本、性格が繊細さんなので、怒鳴られたりすると萎縮しちゃって、余計に行動がカクカクカクって不自然になり、また怒られる悪循環からの脱出。個人で鍼灸治療をするようになって、本当に充実するようになりました。 肩の力が抜けて、患者様の全体を冷静に診られて、自分の習得してきたちょっと特異な技術なんて使って喜んでいただけるって本当にこの鍼灸師っていう仕事が好きだな~って思うんですよね。 やはり私は集団の中では生きづらい人間なんです。一対一で、誠意を持って治療をする。 その自分が一番落ち着くのです。この度、ご縁を得て学芸大学駅という、商店街歩くとついついふらっと入りたくなるような飲み屋さんや食べ物屋さんが並ぶ活気のある土地で鍼灸師として活動をできること、とても幸せに感じております。出会いに感謝いたします。小野 登志子
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