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こんにちは。松井です。私がヨガ講師から現在のメンタルコーチに至るまでの物語を書きました。最後まで読んでいただけたら嬉しいです。***私は、父と母、弟の4人家族の長女として育ちました。弟が生まれたのは、私が小学校1年生のとき。母は子育てに一生懸命で、私たち姉弟のために朝早くから夜遅くまで働きながら、家事も完璧にこなしていました。その一方で、父は自分のことが一番大事な人でした。休みの日には、パチンコ屋が開店する10時から閉店まで、まるで仕事のように通っていました。父が家にいる日曜日の朝は、早く起こされて「モーニングに行くぞ!」と喫茶店へ連れて行かれました。私たち姉弟におまけでついてくる乳酸菌飲料を渡して、「飲みな」と言うのが、父なりの愛情表現だったのかもしれません。でも、それも10時前には「じゃ!」と言ってパチンコ屋へ向かうための儀式のようなものでした。父が家族と一緒にどこかに出かけることはほとんどありませんでした。唯一の例外は、お盆や正月に祖父母の家へ行くときくらい。そのため、幼い私は「どこのお父さんも休みの日はパチンコ屋に行くものだ」と本気で思っていました。小学校高学年になる頃には、そんな父の振る舞いに違和感を覚え、家で顔を合わせることを避けるようになりました。父の車が帰宅する音が聞こえると、私はさっと居間から自室へ移動し、顔を合わせないようにしていました。特に忘れられないのが、中学校の卒業式前夜のことです。母が翌日のために黒い服を準備していると、父が「明日は葬式か?」と本気で言ってきたのです。母の努力や子どもたちの気持ちに対する無関心さに、心底呆れたのを覚えています。その頃には、両親の夫婦関係も限界に近づいていて、父が会社で問題を起こしたことや、マイホームを手放すかもしれないという話を母から聞かされたとき、私は「この人は一体何をしているんだろう」と思わずにはいられませんでした。18歳で両親は別居し、21歳で正式に離婚。それ以降は、母と弟との3人暮らしが始まりました。母は、私に長年「人に迷惑をかけないこと」「自分のことは自分でやりなさい」と教え続けてきました。弟が生まれてからは、「お姉ちゃんだから、我慢しなさい。」「譲ってあげて、後であげるから。」が私への決まり文句に。子どもの頃の私は、それが「当たり前」だと思っていました。でも、心の奥では、なんとなく「私の気持ちはどこにいけばいいのだろう」と感じていたのかもしれません。当時の私は、「お姉ちゃんだから仕方ない」と自分に言い聞かせることで、気持ちを抑え込んでいた気がします。でも、今思い返してみると、その抑え込んだ気持ちはどこかでくすぶり続け、私の行動や考え方に大きく影響を与えていました。例えば…誰かに頼ることが苦手だったり、頑張りすぎてしまう自分に気づかずに無理をしてしまう場面が多々ありました。大人になってから、ふとしたきっかけで「なぜ私はこんなに自分に厳しいのだろう?」と疑問を持つようになりました。あの頃の「お姉ちゃんだから」という言葉や、「人に迷惑をかけてはいけない」という教えが、私を縛りつけていたのかもしれません。でも、だからこそ私は他人の気持ちに敏感で、「誰かの力になりたい」と思う気持ちが強くなったのだと思います。過去の環境が、私を「今の私」に育ててくれたのだと感じています。***そんな中、私は幼い頃のからの夢だった「保育士になるための道」を歩み始めます。しかし…新卒で受けた公務員試験は全滅。母子家庭だったのもあり、本望ではなかったけど、私立保育園に就職しました。でも、自分が通っていた地元の市の保育園に勤めたい気持ちが強かったんですよね~。1年で私立保育園は退職。地元の保育園に臨時職員として働き始めました。そして、次の年に念願だった保育士採用試験に見事合格。地元の保育園に保育士として勤務することとなったのです。ここでは、自分の保育士としての指針となるような尊敬する先輩や素敵な先生との出会いもありました。公務員として保育士の道を歩み始めたときは、理想と希望に満ちあふれていました。「子どもたちの成長に寄り添えるなんて、なんて素晴らしい仕事なんだろう!」と感激ひとしお。年長クラスを担任していたある日、女の子が『先生、これ書いてきたよ!』と家で書いた手紙と絵を見せてくれた時、涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。しかし、保育士としての夢を叶えたはずの私の心は、いつの間にか追い詰められていました。日々の業務は、ただ子どもたちと向き合うだけではありません。保護者対応では、時に想定外のクレームや過剰な期待に応えなければならないこともありました。加えて、書類業務では細かなミスも許されない状況が続き、業務量はどんどん膨れ上がっていきました。何よりキツかったのは、同僚や上司との人間関係です。信頼できる仲間がいる一方で、競争心や評価を巡る軋轢が生まれ、心の拠り所を見つけるのが難しくなっていきました。「保育士として頑張りたい」という思いを支えに無理を続ける中で、自分自身への要求もますます高まっていきました。「完璧な保育士でありたい」という気持ちは、いつしか「完璧でいなければならない」というプレッシャーに変わっていました。何をするにも「誰かに認められなければ意味がない」と感じるようになり、自然体でいることができなくなりました。自分の長所や得意分野を見つめることよりも、他の先生と自分を比較し、劣等感に苛まれる日々。心の中で常に他人の評価を気にし続け、自分が何をしたいのかさえ見えなくなっていたのです。ある時、私が担任するクラスでちょっとしたミスをしてしまいました。その場では誰も私を責めなかったものの、自分の中でその失敗が許せず、必要以上に自分を責め続けました。「こんなミスをする私は保育士として失格だ」「もっと努力しなければ!!」と自分を追い込む声が頭の中で鳴り止まず、心の余裕を失っていきました。次第に体も心も悲鳴を上げるようになり、夜も眠れない日が続きました。そんな中、ある朝、私はついに布団から起き上がることができなくなりました。職場に行くことを想像するだけで、胸が締め付けられ、息苦しくなるのです。それでも「こんなことで休むなんて」「逃げるわけにはいかない」と自分を責め続けました。しかし、どれだけ無理をしても、もう頑張る力は残っていませんでした。ついに、心が壊れてしまったと感じる瞬間が訪れました。それでも、その時点ではまだ自分の状態を受け入れることができず、「少し休めばまた立ち直れる」と楽観的に考えようとしました。しかし、心の回復はそんなに簡単なものではありませんでした。この経験を通じて、私は「自分を大切にすること」「周りの期待だけでなく、自分の気持ちに向き合うこと」の重要性に気づくまでに、さらに多くの時間を必要としました。***来る日も来る日も、布団から出てこない私を母が心配し、近所の心療内科に付き添ってくれました。診断結果は、不安神経症、自律神経失調症、パニック障害、そしてうつ。「しばらく仕事を休んだ方がいいでしょう」という医師の言葉に、私は心底救われた気持ちになりました。とにかく体が鉛のように重かったから。園に行かなくてもいいと言われたことに安堵しました。ただ、年長クラスを担任していたことが心に引っかかり、子どもたちや同僚への申し訳なさがずっと消えませんでした。休職中、同僚や上司が家を訪ねてくれたり電話をかけてきてくれたりしましたが、誰とも話す気になれず、ひたすら家にこもる毎日を送りました。母が心配しているのもわかっていましたが、何をする気にもなれず、無気力な日々が続きました。周囲と自分を比べて自己嫌悪に陥り、少しでも前向きになろうと自己啓発本を読んでみても、頭に全く内容が入ってきませんでした。そんなある日、ふと立ち寄ったスポーツジムで、ヨガの新しいクラスが始まっていることを知りました。特に期待はしていなかったものの、「何か変わるかもしれない!」と軽い気持ちで参加してみることにしました。それが、私の人生を変えるきっかけになるとは思ってもみませんでした!ヨガのレッスン中、体を動かしながら深く呼吸をすると、心の中に少しずつ温かいものが広がっていくのを感じました。ヨガの先生が「体と心はつながっているから、体が元気になれば心も元気になるよ」と優しく声をかけてくれたのも、とても励みになりました。それから私はヨガにのめり込み、もっと学びたいと思うようになりました。そして、ついには「私もヨガの先生になりたい」と思い立ち、資格取得を目指して猛勉強を始めました。ヨガの練習を重ねるうちに、体がみるみる元気になり、心も少しずつ軽くなっていきました。ヨガを通じて初めて、自分の心と体の声に耳を傾けることができるようになりました。休職の期日迫り、保育士に戻るかどうかを決めるタイミングが来た時、私の心はすでに決まっていました。「もう保育士には戻らない!」という決断でした。母は「公務員として働いた方がは安定してるのに・・・もったいない。」と最後まで反対しましたが、私はあの環境に戻ることは考えられませんでした。自分の心と体を守るため、そして自分らしく生きるためには、保育士を続けることが最善ではないと感じていたのです。その後、ヨガのインストラクター資格を取得し、ヨガの指導者として新しい道を歩み始めました。ヨガを通して得た心の穏やかさや喜びを、多くの人と分かち合いたいと思っています。あの時の辛い経験があったからこそ、今の私があると心から思えるようになりました。***ヨガ講師として活動を始めた時、私は自分の大好きなヨガを人に伝えられる喜びでいっぱいでした。でもその一方で、「私なんかが講師をしていいのだろうか?」「この指導で本当に大丈夫なのか?」と不安が尽きませんでした。それまで人前で教える経験といえば、保育士時代に子どもたちに教えることくらいだったからです。最初のクラスは、友人が生徒を集めてくれました。最初のうちは友人の家で、少人数でのレッスンを行いました。その後、コミュニティセンターを借りてクラスを続けていきました。そんな中で、もう一つ新しいクラスを開く準備をしていたのですが、人脈がない中で始めたため、「誰も来てくれないかもしれない」という不安が頭を離れませんでした。部屋を借り、チラシを一枚一枚手渡しで配りました。それでも、しばらくは誰からも連絡が来ない日々が続きました。空っぽの部屋で、私は一人でヨガプログラムを練習しました。自分では前に進んでいるつもりでも、どこにもたどり着けないような感覚に襲われる日々。部屋の静けさが胸に痛く響き、「私、このままでいいのかな?」と何度も自問自答しました。不安や孤独感に押しつぶされそうになりながらも、「諦めたくない」という気持ちだけが私を支えてくれました。短期のアルバイトをしながらも、「チラシを5枚だけ配る」など、小さな行動を続けることだけは止めませんでした。心のどこかで、「いつか誰か来てくれるかもしれない」という微かな希望が消えなかったのです。そしてある日、チラシを握りしめて近所のおばあちゃんがクラスに来てくれました。嬉しくて感動して、思わず涙が溢れました。「諦めずにコツコツやってきて本当に良かった!」と心から思いました。そのおばあちゃんはご近所の方に声をかけてくださり、その出来事をきっかけに少しずつ生徒さんが増え始めました。さらに、「施設に置いてあったチラシを見て来ました」や「ブログを読んで参加を決めました」といった方々も現れ、気がつけばクラスは賑やかに。ここまで来るのに1年半、いや2年くらいかかったでしょうか。「ここでクラスをやりたい!」という想いが、私を支えてくれました。その後、業務委託のレッスンを始めたり、保育士時代の経験を活かして親子向けのレッスンを行ったりと、活動の幅を広げました。そして、ヨガ講師になって8年ほど経った頃には、講師養成講座を開き、後輩の育成にも力を入れるようになりました。ヨガ講師としてのこの道のりは決して平坦ではありませんでしたが、一歩一歩積み重ねてきた努力が確かに実を結び、今の私があります。ヨガから始まる心と体の癒しヨガを始めたばかりの頃、少しずつ心も体も軽くなっていくのを感じました。忙しい毎日やストレスに追われて、自分の気持ちや内面に向き合う余裕なんて全然なかった私。でもヨガをする時間だけは、そんな自分を解放してくれる特別な時間でした。呼吸に集中したりポーズをとるうちに、体の緊張がほぐれていくのと同時に、心の中にあった重たいものもどこかに流れていく感じがしたんです。そんな風に体と心が癒されるのを実感するうちに、表面的な疲れだけじゃなくて、自分のもっと深い部分を知りたい、向き合いたいという気持ちが少しずつ湧いてきました。***ヨガを続ける中で、長年ヨガを続けている人や、一緒にクラスを受けている方と話す機会が増えていきました。その中で、「こんな体の悩みがあるんだけど…」とか、「最近、心がなんだか晴れなくて…」なんていう相談をされることも増えてきたんです。でも、その頃の私は心の仕組みや悩みの本当の原因に対して、まだ全然知識がなくて、「どう答えたらいいんだろう」と思うことが多かったんです。そんなとき、保育士時代の友人が「心理学を勉強しようと思ってるんだけど、一緒にどう?」と声をかけてくれました。それをきっかけに、私も心についてもっと知りたいと思い、学びを始めることにしました。心理学を学ぶ中で、自分自身の心の中にある癖や考え方のパターンを掘り下げていく時間が増えました。その中で、保育士時代に「なぜあんなに苦しかったんだろう」という疑問の答えが少しずつ見えてきたんです。私の場合、「自分の気持ちは後回しにして、他人を優先するのが正しい」とずっと思い込んでいました。でも、それって自分を無理させることに繋がっていて、いつの間にか心も体もボロボロになってしまっていたんですよね。そのことに気づいた瞬間は、衝撃的でした。「ああ、自分を苦しめていたのは周りじゃなくて、自分自身の思い込みだったんだ」と理解したとき、まるで長いトンネルを抜け出したような感覚でした。同時に「やっと自由になれた!」という喜びもありました。気づきから新たな道へこうした気づきを通して、「自分と同じように悩んでいる人の助けになりたい」という気持ちが自然と湧いてきました。それで、心理学の学びを深めながら、コーチングにも興味を持つようになりました。コーチングは、相手が自分自身の力で前に進むための気づきをサポートする方法です。この手法を知ったとき、「これは私が求めていたもの!」と希望を感じました。それからは心理学とコーチングを合わせて学び、少しずつ実践することで、自分自身も成長していくのを感じています。メンタルコーチとしての道今では、メンタルコーチとして、ヨガや心理学で学んだことを活かしながら、悩みを抱える人と向き合っています。それぞれの人が自分のペースで心を整えていけるようにサポートする仕事は、本当にやりがいがあります。自分の経験が誰かの力になれるなんて、昔は考えられなかったことです。かつての私の苦しみや悩みも、無駄じゃなかったんだと思えるようになりました。それらが今の私を作り、そして今、誰かを助けるための力になっている。心の仕組みや、自分の思い込みに気づくことで人は自由になれるんだと信じています。そして、その自由を感じた人が一歩ずつ前に進んでいく姿を見るたびに、「この道を選んでよかった」と心から思います。現在は、起業しているママさんや副業ママさんのメンタルサポートをコーチングを通してしています。
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