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いつまでもピッカピカの一年生
小学館の学習雑誌“小学一年生”のコマーシャルであるピッカピカの一年生を作曲した時のエピソードです。
今から丁度30年前の1978年6月、その当時はまだ電通の普通のプランナーだった杉山恒太郎と安西俊夫の両氏からCMソングの制作依頼が舞い込みました。私はそれまで大変お世話になったCM音楽の制作会社を3月に辞めて、自分の会社を設立する準備をしていて不安な毎日を送っていました。友人から5,000円で買ったラッタッタに乗り、初めての仕事の依頼に口笛を吹きながら胸躍らせて打ち合わせ場所に向かいました。制作会社の太陽企画に着くと杉山、安西両氏の他にプロデューサーの山田晴規さん、アシスタントの向井潤一さん、それに演出の増田さんがいました。CMのコンセプトを杉山さんが簡単に話したあと、演出家の増田さんから、彼のお子さんは丁度この年に小学校に入学されたそうで、ここまで育ってくれた喜びと、自分から離れて行くような寂しさが混同している親の気持ちを3.5秒の音楽に込めて欲しいとの要望がありました。待ってました!これぞコマソン屋の極み。「分かりました、やってみます。」と言って、打ち合わせも終わりバイクのエンジンを駆け始めた瞬間、「できた−!これだー!」本当です、皆様の知っているあの曲が出来上がっちゃったのでした。子供の頃って楽しいとよくステップ踏むじゃないですか? やっぱりそんな時のリズムはシャッフルが良いし、その上に寂しいマイナーのメロデイーを乗せて親の複雑な気持ちを表現すれば、これで決まりです。更にシャッフルを音頭風にし、クニ河内さんが歌ったことで日本的な情緒が更に強調されたのだと思います。余談ですが♩ピッカピカの(タカタッタ)一年生♩の(タカタッタ)は私がコンガをドラム・スティックで叩いています(制作費の問題じゃなく叩きたかったから)。
そんな風にして出来上がったCMが放送されると大変な評判になりました。79年放送の年に長女の真美子が生まれ(私事で恐縮ですが)、この子が小学校入学までこのCMが続いてくれたらいいと願っていたら、未だに続くロングランCMになってしまいました。杉山さんは今は電通の役員になられて世界の電通を牽引する重責にあり、現場の大好きな安西さんはクリエーティブ・ディレクターとしてヒットCMを作り続け、山田、向井両氏は制作会社スプーンを設立して、みんな今も元気に頑張っています。いつまでたっても♩ピッカピカの(タカタッタ)一年生♩の気持ちのままで。
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