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場面緘黙の研究・治療に携わって15年ほどになります。2023年に場面緘黙専門のオンライン相談室「いちりづか」を立ち上げました。大学で研究をしていた頃から数えて、これまで1,000名以上の緘黙症状のある方や保護者の相談・治療に携わってきました。私が「いちりづか」の活動を通して実践したいことは、1つだけです。「場面緘黙の症状を治すこと」場面緘黙の症状は、適切な対応をすることで早期に改善させることができます。ほとんどの場合、数ヶ月から1、2年の治療で症状を改善させることができます。例えば小学5年生の子なら、しっかりした計画に基づいて練習に取り組めば、中学生になるときには話せる状態で中学校生活をスタートさせることができます。ところが実際には、場面緘黙の症状が長く続いてしまっている方もいます。「様子を見ましょう」といった対応や、箱庭療法などの効果のない治療方法を続けてしまうことで、症状を長期化させてしまうケースも少なくありません。病院やカウンセリング等にかかっているのに、専門機関でも適切な対応が分からないため、症状が改善しないというケースもあります。適切な対応をすれば数ヶ月から1、2年で症状が改善できるのに、誤った対応で症状が長期化してしまっている方が多いのは、とても残念なことです。そのような思いから、場面緘黙専門のオンライン相談室「いちりづか」を立ち上げました。「いちりづか」では、場面緘黙の症状を改善させるための最短の方法を提案しています。話せるようになるための方法は、一人ひとりの状態によって異なります。誰をターゲットに練習をするのか、いつどこでどんな練習をするのが最適か、などは個々の状態によって大きく変わってきます。ですので「いちりづか」では、緘黙症状の改善に至る最短の方法を、個々の様子を丁寧に聞き取った上で提案します。ご相談の依頼はこちらから:https://ichirizuka-221b.jp/*****************「いちりづか」では、場面緘黙(場面緘黙症、選択性緘黙)や関連する症状のある方への相談や助言、カウンセリングを行っています。症状が重い方や、他の機関では対応の難しい方の相談も承ることができます。・身近に相談できる専門機関がない・病院等でカウンセリングや治療を受けてきたが、話せるようになっていない・放課後デイに通っているが症状が改善していない・病院等で「様子を見ましょう」と言われて、何もできない状態が続いている・話す練習をしたいが学校や職場の協力が得られない ・「スモールステップ」を実践したいが上手くいっていない・緘黙症状だけでなく不登校になっており、学校からの支援が得られない・年齢が高く緘黙症状が長期間にわたっている・家族にも発話が少ない、話せる相手がほとんどいない・自閉スペクトラム症や知的障害など他の発達障害があり対応が難しい・吃音や発音の苦手さ、APDなどの言語・聴覚の問題があって話しづらいといったケースでも、それぞれの状態に応じて適切な対応をご提案します。
テーマ: 「話す練習」の色々な方法と工夫
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