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はじめまして、カワサキマコトです。現在は九州大学の法学部に在学しています。と、大学名を言うと「頭いいんだね!」と言われることもありますが、そんなことはまったくありません。私は高3の5月まで落ちこぼれな受験生でした。中学時代は「宿題さえやってればいいか」という甘い考えで過ごし、(実際は宿題すらも完璧には出来ていませんでしたが…)高校に上がってからは、アルバイトに時間を費やし、ほとんどペンを持つことがありませんでした。高校1、2年の頃は大学受験なんて自分には無理だ、と諦めつつも勉強を一切しないことに言い知れぬ不安を感じていました。「このままじゃだめだ」とは思いながらも結局行動には移さず高2の3学期に受けた模試では偏差値40を取ってしまいました。(その時の英語の偏差値はなんと31でした…)。しかし、周りの人たちが就職や専門学校、大学進学など具体的に卒業後の進路を考え出した高2の終わりごろ。自分はこのままではまずいのではやっぱり大学受験したほうがいいのではそのような焦りを抱き、志望校など決めずただ漠然と大学受験をすることになりました。自分にとっては「勉強する」ということ自体がかなり久々なことでしたので、何から始めたらよいのか見当もつきませんでした。親にとりあえず塾に入れてもらいましたが先生が何を言っているのか理解できず、こっそり塾をサボることも多々ありました。授業内容が理解できない自分に、とても嫌気が差していたのです。周りの生徒たちは出来ているのに、なぜ自分は出来ないのだろう。勉強しているつもりなのに、なぜ身につかないのだろう。そう思いだすとどんどんやる気も失せてきて、結局、アルバイトを辞める5月30日まで、成績は一向に伸びませんでした。そんな中、まず自分の考えを崩したのが、5月に受けた模試の結果でした。その模試での結果は酷いもので、地元の中堅私大がE判定。さらには偏差値50ほどの短大ですらE判定でした。当時の私は「このくらいやっとけば多分できるっしょ!」そう考えていました。だからこそ突きつけられた現実は、私のプライドを粉々に打ち砕きました。勉強をしてこなかった自分のやり方は通じない。これを認めざるを得ない。負けず嫌いな私にとってこれはとても屈辱的なことでした。しかし同時に、今までは聞き流していた先生のアドバイスを素直に聞いてみよう。そう思うようになりました。すると少しずつですが、「勉強をする」ことのとっかかりが分かるようになってきました。単語や公式を覚えて、問題の演習をする。当然のこのやり方をようやく知り、ここで初めて他の受験生たちと同じスタートラインに立てたと思います。しかし、再び壁にぶち当たりました。2年間勉強をサボった分のツケが回ってきたのです。古文や英語の単語は全然覚えていないし、数学は例題や基本問題すら解けない。世界史は中世までの内容を全く知らないし、倫政は全く手つかず。つまるところ、「圧倒的に時間が足りない」という状況でした。高校1年、2年の頃にちゃんと授業を聴いていれば。もっとまじめに勉強していれば。過去の自分を悔やんでも悔やみきれませんでした。だけどそのように悩んでいた最中、私はとても良いタイミングで3人の恩師に出会えました。一人目は塾の数学講師のM先生です。先生の口癖は、「問題の本質を考えなさい」でした。普段から言われていたことですが、思い切って先生にその意味を聴きに行きました。その時学んだこと、すなわち、勉強の根本的な考え方を何度も何度も反芻し、自分の頭に刻み込みました。そこからは、限られた時間の中で少しずつですが自分が効率よく勉強できている、という自覚が持てるようになり始めました。そして二人目が高校の世界史の先生です。とても自由な授業形態で、先生と対話しているような授業でした。穴埋め式の問題集などもありましたが、授業では一切扱わず、勝手にやっとけ!みたいな感じでした。こんな勉強法もあるんだ。その気づきが、私を大きく変えてくれました。正しいやり方よりも、自分に合ったやり方。そう信じていいのではないだろうか。それでもやはり不安はありました。周りの受験生は参考書をたくさん解いていたり、塾に毎日通って講習を受けたり毎日徹夜で勉強するほどでした。そのようなみんなの姿を見ると自分も同じようにやらなくては…。寝る間を惜しんで勉強し、食欲が出ずにご飯も抜いて、朝から晩まで塾に籠りました。そんな私の姿を見かねて、声をかけてくれたのが三人目の恩人です。私の母親です。「今のあんたは全然楽しくなさそう」睡眠不足でふらふらになっていた私の頭に、母親のその言葉はとても強く響きました。「どうせやるなら楽しく思い切りやろう。」そこからはマイペースで行くことを決意しました。周りがどうやっていようと、自分を信じて貫くことにしました。そうすると、続けていくうちに結果としても表れてきました。5月の模試ではE判定だった大学が7月の模試でC判定、9月の模試ではB判定、それ以降の模試ではA判定まで伸びました。センターの現代文は8割以上を安定して取れるようになり、本番では現代文は満点を取りました。自分は特別な勉強法をしたわけではありません。先生の仰ったとおりに、根本的な考え方を改めただけです。より深く、より合理的に考え、それを勉強に応用しただけです。私はこの思考法を、自分と同じように受験勉強で足踏みしているあなたに伝えたい。自分と同じように悩んでいるあなたにとって、自分が出会えた三人の恩師のようになりたい。そう思い、大学に進学してからは予備校講師、家庭教師などを通じ生徒たちに思考法を教えてきました。そしてその中で、自分の考える手法を実践・体系化していきました。実際予備校で理系志望の生徒に、高3の10月時期に、センター現代文の評論がとても苦手で毎回20点しか取れないと相談を受けました。私が勉強法を教え、忠実に勉強してくれたその生徒は、本番では40点を取り無事に九大医学部看護科に現役合格しました。勉強のやり方が分からず、何をすればいいか分からない…と、悩んでいるあなた。勉強をできるようにはなりたいが、成績が伸びずにやる気が起こらない…と、悩んでいるあなた。志望校は決まっているけれども、現代文の得点がなかなか伸びない…と、悩んでいるあなた。まずはこの記事を読んでその思考法を実践してみてください。この考え方に則って、紹介する勉強法を忠実に実践すれば、あなたは必ずセンター現代文で81点以上を取れます。センター現代文はもう「足を引っ張る科目」ではありません。あなたの「得点源」になります。
テーマ: ブログ
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