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初めまして。私は18年間、小学校の教師として、さまざまな子どもたちと向き合ってきました。教師になることは、いつしか「自分の使命」だと感じるようになり、0歳と2歳の子どもを育てながら通信制大学で学び、8年間かけてようやく教員免許を取得しました。この道を進む決意は、当時も今も揺らぐことはありません。いつかは国を越えて、外国で平和のための教育に関わる人になりたい――そんな夢を胸に抱きながら、教室で子どもたちと向き合う日々を重ねていました。その中で、どうしても目が離せない小さな子どもたちがいました。通級指導教室でも、特別支援学級でも、通常学級でも――声にならない思いや、苦しさを抱えながら頑張っている子たちが必ずいました。「大人数の中がしんどい」「みんなと同じペースで動くのがつらい」「音が痛い」「目立つ場面が怖い」そんな“生きづらさ”を、根性論や努力論で片づけることはできません。私はただただ、その子たちの苦痛を少しでも取り除いてあげたい、理解してあげたいと思っていました。しかし学校という仕組みの中では、一人の力で変えられることには限界があります。その現実に向き合ったとき、私は決意しました。「学校の外に出よう。先生という枠を出たら、もっと子どもやお母さんに寄り添える。」そうして、学校に行きたいけれど行けない子、行かないと決めた子、発達特性のある子、HSCの子――それぞれが安心して本当の自分でいられる居場所をつくろうと心に決めました。そのために、子どもやお母さんへの親子コーチングを学び、令和4年、自宅で「パズるーむ」を開室しました。完全個別の関わりの中で、お母さんの気持ちにも子どもの気持ちにも寄り添いながら進めています。その後、令和5年には「NPO法人にじいろ笑がお」を立ち上げ、代表理事となりました。同年10月には「まみーるーむ訪問看護ステーション」も開所し、看護師さんたちと一緒に、学校に行きにくさや発達の凸凹で悩む親子に寄り添う支援を行っています。学校ではどうしても難しかった、お母さんとの密なやりとり・必要なときにすぐ相談できる関係を築けることは、私にとっても大きな喜びです。今では、平日の昼の居場所「パズるーむ+」もスタートし、子どもたちが“自分のペースで過ごせる時間”を地域の中につくる活動も続いています。子どもたちが安心できる学校をつくるという私の夢も、少しずつ形に近づいてきました。これからも、「子どもが自分らしく生きていける未来」「お母さんが一人で抱え込まなくていい社会」そんな世界をつくるために、地域とつながりながら活動を続けていきたいと思っています。日々の活動や気づき、親子さんと過ごす中で感じたことを、このブログにも綴っていけたらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
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子育て(小学生以上)
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