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皆さん。瀬崎智文(せざきともふみ)です。エンターテイメント業界で作家・プロデューサーとして活動するクリエイターそして講演家/トータルコンサルティングもしてます。加えて出身地の政令指定都市/北九州市の特命大使/ひまわり大使としても活動に従事しています。私は 日本初のカラーテレビ時代劇作品“仮面の忍者赤影”(東映)で主演の「赤影」を演じた、大スター/名優・坂口祐三郎氏の総合マネージメントを、彼が亡くなるまでの長きに渡り行いました。昭和の等身大初のカラーテレビヒーローとして大活躍、地上波放送で再放送を繰り返し人気を不動としビデオ販売レンタルとプラットフォームを拡大。❑私のプロデュースも加わり平成にはビデオ、dvd、Blu-ray、令和の今日にはYou Tube、配信番組(AmazonPrime/Hulu/等)として今も活躍するカラーテレビ初の元祖等身大ヒーロー。※それが『坂口祐三郎』の『赤影』なのです。坂口とは、仕事の枠を越えた深い絆を築き上げ、彼と過ごした日々は、今も私の記憶の中に大切に残っています。坂口との人生を、多くの方に伝えるため、小説『仮面と生きた男』(扶桑社刊)を出版しました。しかし小説だけでは描き足りないほど彼との日々は濃く、苦悩や葛藤も含め、今となっては、その全てが美しい思い出です。❑1966年東映は劇場映画『ワタリ』を夏休み興行の目玉作品として公開。映画は大ヒットします。この映画をテレビシリーズにシフトする流れで当時東映と関西テレビは放送準備をしていました。所が映画の大ヒットとウラハラに原作サイドとテレビ化が頓挫。急遽、代替作品として『赤影』が決まるものの更に不幸な事に主演俳優が降板。しかもライバル会社の主演映画に出演する事になりました。当時カラーテレビの普及は高額テレビの値段で伸び悩む中、スポンサー候補に大手家電メーカー三洋電機の獲得のためにも作品の成功が必須になっていたのです。そこで東映は出演作品の決まっていた坂口祐三郎を抜擢。本人も初主演に挑む覚悟を決めて出演を快諾します。所が仮面を纏い出演する事に迷いもあったと言います。俳優は顔が命。しかし彼はその仮面を自作で纏い逆境の中、赤影は制作スタート、放送開始から大成功を収めるのです。❏彼の人生に関われた事を心から誇りに思っています。2024年映画デビュー63周年、彼の代表作である『赤影』は57周年を迎え更に7月13日には没後21年を迎え20日に劇場映画版/赤影は公開55年、そして9月3日に生誕83年を迎えました。皆さんもご存知の様に私自身、『坂口祐三郎』の抜擢が『赤影』大成功の最大の要因と信じています。これは当時の東映プロデューサー平山亨さん(後の仮面ライダーシリーズ、戦隊シリーズ仕掛人)、関西テレビプロデューサー加藤哲夫さん、監督の小野登さん、白影役の牧冬吉さん等直接当時の制作スタッフ演者さんとの話を取材して聞いた事実です。残念なのはメイン監督の倉田準二さん、脚本家の伊上勝さんと言う赤影の根幹を築いたお二方にお会い出来無い事でした。伊上勝さんは随分前にこの世を去りやむを得ないと思うものの、倉田準二さんには何度か調整しましたが体調不良と言う事で延期が重なり最後はお会い出来ずに、世を去った事が痛恨の極みでした。坂口さん登用の当時の制作事情等、お会いしてお話ししたかった事が御本人に伝えて貰える事が出来ず残念でした。元は平山亨さんと東映京都撮影所の映画監督として制作に従事した二人。倉田さんの訃報を聞いた、平山さんから彼の代わりに赤影を撮れる監督は他に居ないとお手紙を頂き、わが家の家宝になってます。過酷極まりない撮影スケジュールの中で果敢に挑んだ坂口祐三郎。❏彼の活躍は赤影の成功に留まらず、日本初の時代劇カラーテレビ放送の名誉を得て大ヒットしました。今尚、金字塔作品として世代を越えて愛され続けています。❑同時期に放送された『ウルトラマン』(円谷プロ/TBS・1966)、後発の『ウルトラセブン』(円谷プロ/TBS・1967)と異なり日本独特の時代劇、忍者に奇想天外な物語を流し込み主演の坂口祐三郎の魅力満載な作品へと昇華した痛快娯楽時代劇として世代を越えて愛され続けています。※また平山亨氏(東映プロデューサー)によると赤影の魅力は主演の『坂口祐三郎君』は勿論、全話を書き上げた脚本家の伊上勝氏、赤影の音楽全般を作曲した小川寛興氏、東映京都撮影所の助監督時代に共に汗を流した倉田準二監督の功績が大きく自身のテレビプロデューサーとして道を築き、後に続く『仮面ライダーシリーズ』『スーパー戦隊シリーズ』の礎を築き上げる事に成功したとも語る。その後カラーテレビ化の先陣をきった東映は次々にカラーテレビ放送枠を獲得。時代劇の『水戸黄門』『大岡越前』等の東映制作の受注に加え自社制作の『暴れ坊将軍』そして『仮面ライダー』『スーパー戦隊』へと受け継がれ今日の東映時代劇、特撮シリーズの原点となりました。❏赤影/放送開始の1967年昭和42年は映画会社各社、東映も斜陽の波に飲まれ大幅な大リストラを敢行、大川博社長は常務の岡田茂を京都撮影所に全権所長として送り込み、劇場映画を時代劇から侠客へシフト、一方テレビ局には時代劇で一世風靡したスターを時代劇テレビへ転換を考えカラーテレビ初の作品、赤影に並々ならぬ力を注ぎます。東映の制作会社、東映京都テレビプロの社長を兼ね自身が東映に身を委ねた前身の東横映画、社長の黒川渉三の甥である倉田準二をメイン監督に推し恐らく背水の陣で挑んだ赤影は同年、京都市民映画祭のテレビ映画部門の作品賞を受賞、危機に瀕した撮影所は坂口祐三郎の赤影の大ヒットで息を吹き返します。当初は放送、再放送で徐々に知名度を上げる赤影は地方放送局の開局と白黒放送が中心の時代に現れたカラフルな色付き忍者更に坂口祐三郎の二枚目ぶりが子供は勿論、女性の支持を受け加えてカラーテレビ化の勢いは従来には無い玩具メーカーの急成長と歩調を合わせ番組商品化を後押しする事になり現在では当たり前のグッズセットが映像作品と共に現れる事になるのです。そして現在、特撮、ドラマ、アニメと拡大する東映は日本独特の映像プラスキャラクターグッズ、ゲームへと更に拡大、大川博社長が東洋のディズニーを目指すと宣言した時から成果を上げ世界へと羽ばたく事になりました。大川博社長が坂口祐三郎をニューフェイスに合格させ後の社長岡田茂が彼をカラーテレビ時代劇の赤影へ抜擢、その少し前プロデューサーの平山亨を同期の高岩淡(後の東映/会長/社長)に誘われ本社のテレビ企画部へ移動、僅かな可能性を求めた先人の諦めない精神こそが坂口祐三郎の赤影の精神と重なり今日の黄金時代を迎えたと思う。■今も時々、坂口さんが夢に出て来る事があります。彼の想念が私に伝わっているのだと思うのです。私の幼少期、彼はテレビスターとして活躍して後世に残る名作を残しました。私に出来る事は、その彼の生きざまを、多くの人に伝えていく事。”赤影と共に生きた彼の素晴らしい偉業”を皆さんの心に伝え続けるために、これからも作家として、プロデューサーとして、そして彼から受け継いだ赤影の仮面の想い等、『仮面を受け継ぐ男』として活動を続けていきます。ー 瀬崎智文profile ー日本初のカラーテレビ、特撮時代劇、仮面の忍者赤影で一世風靡した、名優・坂口祐三郎の人生を下敷きにした小説『仮面と生きた男』(扶桑社刊)原作者、名優・坂口祐三郎の著作権及び肖像権・全権管理継承者。坂口本人から撮影で使用した自身作成の赤影の仮面を託され、約束を果たす旅を続ける決意をする。以降、彼の代表作品である、赤影の書籍全般、dvd(1990年代より総合監修者)、Blu-ray等(2015年のBOX企画・2021年の坂口祐三郎生誕80年特別企画)をプロデュース、そして発展的な物事をまとめた、小説『仮面と生きた男』(扶桑社刊)に到達以降も、版権管理業務を中心に活動中。積極的に彼の生きざまを発信している。これまでに東映を初め、三国志で有名な漫画家、横山光輝の作品を数多く新企画プロデュースしている。発売当時の作品では展開が限られる為、新企画プロデュースとして現在のニーズに合う様に改訂。1部コンテンツでは世代を越えた様に見えてもそれは映像アニメに頼る事が多く放送回を持って終了する事が多い、そこで根本コンセプトからシフトチェンジする能力には定評がある。▓マルチ企画としては日本初の少女アニメ「魔法使いサリー」の富士通エアコンのCMプロモーション。実写融合で話題になったNTTコミュニケーションの相武紗季版『魔法使いサリー』CM企画。他にフジテレビ『めちゃイケ』コーナー企画『只今参上!色取り忍者』では赤影のパロディ企画をまとめ関連商品等で話題になる。❏テレビ関連ではバラエティ番組や特集番組等企画から参加する場合や出演側として数多く番組に携わる。2009年神戸市新長田駅、若松公園に建設した18メートルの鉄人28号モニュメントの著作権スーパーバイザーとして尽力。横山光輝氏の代理としてテープカットでは兵庫県知事、神戸市長と中央席にて参加。▓エンターテイメント作家として総合プロデューサーとしても活動中である。■メディア関連のお仕事の依頼はダイレクトメッセージお願いします。テレビ出演、執筆依頼、講演会等ご連絡頂きましたらスケジュール調整致します。宜しくお願いします。❑瀬崎智文/エンターテイメント&LIFEセミナー/サブスクhttps://y0wqk8l.memberpay.jp/plan/item/s7tupb4❏㈱AMIプロジェクト公式HPhttps://ami-project.net/❏瀬崎智文/講演会DX公式HPhttps://kouen-dx.com/pros/top/1344 ❏ 坂口祐三郎/brighteyes公式HPhttp://www.y-sakaguchi.xyz/❏小説『仮面と生きた男』(扶桑社)公式HPhttps://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594073237❏赤影再参上なるか/瀬崎智文朝日新聞掲載記事https://www.asahi.com/sp/articles/ASQC73Q9DQBFTTHB00J.html❏赤影の素顔後世へ/瀬崎智文西日本新聞掲載記事https://www.nishinippon.co.jp/item/n/654808/❏キラリと光る涼しい目/瀬崎智文西日本新聞掲載記事https://www.nishinippon.co.jp/item/n/492192/❏坂口祐三郎主演・赤影/東映公式You Tube1967年第1話『怪物ガマ法師』https://youtu.be/pgFIZDOFIZY❏東映チャンネル/赤影横山光輝原作の懐かしの特撮時代劇『仮面の忍者 赤影』東映チャンネル❏東映ビデオ/赤影Blu-ray公式HPhttps://www.toei-video.co.jp/special/akakage/❑TikTokhttps://www.tiktok.com/@sezakito?_t=8njvBKUVbWL&_r=1
テーマ: ブログ
小説・エッセイ・ポエム
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