冷水やお湯をいつでも飲めるウォーターサーバーは便利なもの。でも、月々のコストが気になって導入を迷っている方もいるのでは?ウォーターサーバーのなかには市販のペットボトルを設置して使える製品があります。
レンタルや購入に何万もかかる通常のウォーターサーバーに比べてランニングコストは安く、手軽に導入できます。また、なんといっても契約が不要なところ。また、お好みのペットボトルを使えるところも嬉しいですね!
今回は、そんなペットボトル式ウォーターサーバーの選び方を、現役家電販売員兼家電ライターのたろっささんに監修いただきながら解説していきます。
おすすめの商品も具体的に紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテストなどで表彰された経験も。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通。家電で分からないことはなく、現在は家電ライターの業務を通して「すべての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力。
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテストなどで表彰された経験も。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通。家電で分からないことはなく、現在は家電ライターの業務を通して「すべての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力。
ペットボトル式ウォーターサーバーのメリット・デメリット!宅配型との違いは?
一般的なウォーターサーバーといえば、専用の水タンクを使うイメージがある人が多いはずです。
これと比べて、ペットボトル式ウォーターサーバーにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
ペットボトル式ウォーターサーバーのメリット・デメリットは、それぞれ以下のとおりです。
- 本体を購入するため契約が不要
- 好きなミネラルウォーターを使える
- コンパクトで場所をとらず持ち運びしやすい
- 水の交換がラク
- 保冷保温がしっかりしていないことがある
- 水の勢いが弱いことがある
- 壊れやすかったり水漏れしやすかったりする
- 自分でお手入れをしなければならない
- 故障などのトラブル時にお金が必要なことがある
- 頻繁に交換しなくてはならない
ペットボトル式ウォーターサーバーの1番のメリットは、契約が不要な点です。
一般的なウォーターサーバーは、業者と契約して水を購入することになります。月々に購入しなくてはならない水の量が決まっていて、自分のペースで利用できない場合もあります。
それと比較して、ペットボトル式ウォーターサーバーは、本体さえ購入すればOKです。あとは、好きなときに、好きな量のペットボトル水を買って使うことができます。
また、自分好みのミネラルウォーターを使えるのも、ペットボトル式ウォーターサーバーを使うメリットの一つです。
一般的なウォーターサーバーでは、業者が取り扱っている水の種類は比較的少ないです。しかし、ペットボトル式ウォーターサーバーなら、市販されている膨大な数のミネラルウォーターが利用可能です。
また、全体的にコンパクトなサイズ感も、ペットボトル式ウォーターサーバーの魅力の一つです。場所をとらないので、持ち運びしやすいのはうれしいポイントです。ガロンボトルではないため、水ボトルの交換もラクですよ!
一方で、値段が安価なペットボトル式ウォーターサーバーでは、保冷や保温がしっかりしておらず、ぬるい冷水や温水が出るものもあります。出てくる水の勢いが比較的弱い製品もあるのだとか。
また、壊れたり水漏れしたりすることがあるのも、ペットボトル式ウォーターサーバーのデメリット。お手入れのほか、本体に故障などのトラブルが起こった場合は自費で修理することになり、新しくウォーターサーバーを買った方が安いということも起こり得ます。
また、市販のペットボトルは大きいものでも2L前後です。すぐに使い切ってしまい、比較的すぐに交換しなくてはならないということも念頭に置いておきましょう。
ペットボトル式ウォーターサーバーおすすめ10選!おしゃれで使いやすい製品を紹介
ここからはおすすめのペットボトル式ウォーターサーバーを具体的にご紹介。
選び方も参考に、お気に入りのペットボトル式ウォーターサーバーを見つけてみてくださいね。
QUALY(クオリー) / サースティバード ウォーターサーバー forペットボトル
おしゃれかつかんたんに水を注げる
おしゃれかつかんたんに水を注げる
おしゃれな見た目のペットボトル式ウォーターサーバー。止まり木にとまった鳥を押すと水が出る方式で、見た目もかわいらしく、インテリアの一部としても取り入れられそうです。
本体に加熱や冷却機能はないため、ペットボトルの水がそのまま出てきます。仕事をする机の上に置いたり、パーティーのときに役立ちそうですね。
【対応ペットボトルの容量】~2L
【対応しているペットボトルの口径】-
本体サイズ | 幅180×奥行200×高さ230mm |
---|---|
本体重量 | - |
ボトルの容量 | - |
タイプ | 卓上 |
配送方法 | - |
水の価格 | - |
水の価格/500mlあたり | - |
水の種類 | 市販水 |
ノルマ | - |
スキップ | - |
送料&レンタル料 | - |
メンテナンス代 | - |
給水方法 | コック式 |
チャイルドロックの有無 | × |
省エネ | - |
水の温度 | 常温のみ |
水の温度調節 | ✕ |
AQUA / リヴィーズ ウォーターサーバー
A4用紙以下の超小型ボディ
A4用紙以下の超小型ボディ
A4サイズよりも小さいフットプリントが自慢のペットボトル式ウォーターサーバー。場所を選ばず、どこでも設置することができます。
大型のウォーターサーバーを持っている人でも、追加で寝室などに設置してもいいかもしれませんね。
熱湯用の給水ボタンには、安全ロックが付いています。子どもがいる家庭でも、安心して設置できるペットボトル式ウォーターサーバーです。インテリアに映えるモノトーンでスタイリッシュなデザインは、どんな場所にもなじみそうですね。
【対応ペットボトルの容量】2L
【対応しているペットボトルの口径】27.5mm
本体サイズ | 幅21cm×奥行22.5cm×高さ29cm |
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本体重量 | 約2.2kg |
ボトルの容量 | 2L |
タイプ | 卓上 |
配送方法 | ワンウェイ |
水の価格 | - |
水の価格/500mlあたり | - |
水の種類 | 飲料水 |
ノルマ | なし |
スキップ | なし |
送料&レンタル料 | 無料 |
メンテナンス代 | ー |
給水方法 | ボタン式 |
チャイルドロックの有無 | ◯ |
省エネ | - |
水の温度 | 冷水:12~15℃/温水:85~95℃ |
水の温度調節 | ✕ |
瞬間湯沸かしケトル ホットウォーターサーバーmini
2秒で熱湯が注げる時短サーバー
2秒で熱湯が注げる時短サーバー
ペットボトルを挿してから、わずか2秒で熱湯が注げるペットボトル式ウォーターサーバー。約90℃の熱湯が出ますので、コーヒーやお茶、カップ麺やスープなど、利用範囲も広いです。
お湯の温度は90℃のほか、45℃にも設定できるのもうれしいポイント。寝起きに飲むとデトックスや美容に効果があるといわれる白湯や、野菜のお湯洗いにも使えます。横幅わずか95mmとスリムなのも便利ですね。
【対応ペットボトルの容量】2L
【対応しているペットボトルの口径】28mm, 30mm
本体サイズ | 幅95×高さ170×奥行135mm |
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本体重量 | 850g |
ボトルの容量 | 0.6L |
タイプ | 卓上 |
配送方法 | ‐ |
水の価格 | - |
水の価格/500mlあたり | ‐ |
水の種類 | 市販水(ペットボトル) |
ノルマ | ー |
スキップ | ー |
送料&レンタル料 | ー |
メンテナンス代 | ー |
給水方法 | ダイヤル式 |
チャイルドロックの有無 | × |
省エネ | - |
水の温度 | 冷水:90℃/温水:45℃ |
水の温度調節 | ✕ |
MARINE(マリン) / コンパクトウォーターサーバー AQUACUBE
シンプルデザインで飽きが来ない
シンプルデザインで飽きが来ない
シンプルなデザインが特徴のペットボトル式ウォーターサーバー。ホワイトカラーの本体はどこかかわいさを感じさせ、どんなインテリアとでも比較的なじみそうです。
冷水は12~15℃、温水は85~95℃に保温。冷水を手軽に飲んで水分不足を解消したり、温水を使ってお湯を沸かす手間を省けます。温水にはチャイルドロック付きで、安心できるペットボトル式ウォーターサーバーです。
【対応ペットボトルの容量】2L
【対応しているペットボトルの口径】25mm、28mm
本体サイズ | 幅250×奥行205×高さ285mm |
---|---|
本体重量 | 2.2kg |
ボトルの容量 | 冷水400ml/温水700ml |
タイプ | 卓上 |
配送方法 | - |
水の価格 | - |
水の価格/500mlあたり | - |
水の種類 | 市販水(ペットボトル) |
ノルマ | ー |
スキップ | ー |
送料&レンタル料 | ー |
メンテナンス代 | ー |
給水方法 | レバー式 |
チャイルドロックの有無 | ◯ |
省エネ | - |
水の温度 | 冷水:約12~15℃/温水:約85~95℃ |
水の温度調節 | ✕ |
はぴねすくらぶ / 卓上ウォーター コンビニサーバー
運転ランプ付きで適温かすぐわかる
運転ランプ付きで適温かすぐわかる
運転ランプ付きのペットボトル式ウォーターサーバー。温水、冷水それぞれにランプがあり、加熱や冷却中に点灯、適温になると自動で消灯します。適温になったタイミングがわかりやすいですね。
本体は22.5x27x31.5cmとコンパクト。机の上などにも設置しやすいサイズです。寝室に置いておけば、暑い夜に手軽に水分補給できます。
【対応ペットボトルの容量】2L
【対応しているペットボトルの口径】27.5mm
本体サイズ | 幅225×奥行270×高さ315mm |
---|---|
本体重量 | 2.2kg |
ボトルの容量 | 冷水570ml/温水850ml |
タイプ | 卓上 |
配送方法 | - |
水の価格 | - |
水の価格/500mlあたり | - |
水の種類 | 市販水(ペットボトル) |
ノルマ | - |
スキップ | - |
送料&レンタル料 | - |
メンテナンス代 | - |
給水方法 | コック式 |
チャイルドロックの有無 | ◯ |
省エネ | - |
水の温度 | 冷水:10〜15℃/温水:80~95℃ |
水の温度調節 | ✕ |
リコメン堂 / 卓上ウォーターサーバー 7s-wdt-36
2Lと500mlのペットボトル対応
2Lと500mlのペットボトル対応
2Lだけでなく、500mlのペットボトルにも対応したウォーターサーバー。より幅広い種類のミネラルウォーターを使うことができます。また、軽くて買いやすい500mlのペットボトルが使用可能なのはうれしいですね。
さらに、ふき取りやすい形状で日々のお手入れがかんたんなのもうれしいポイント。ドリップトレーも分解して洗うことができます。電源ケーブルが長めの140cmなので、置き場所の選択肢が広いペットボトル式ウォーターサーバーです。
【対応ペットボトルの容量】500ml、2L
【対応しているペットボトルの口径】28mm
本体サイズ | 幅20.5×奥行24×高さ30cm |
---|---|
本体重量 | 幅20.5×奥行24×高さ30cm |
ボトルの容量 | 冷水480ml/温水780ml |
タイプ | 卓上 |
配送方法 | - |
水の価格 | - |
水の価格/500mlあたり | - |
水の種類 | 飲料水 |
ノルマ | なし |
スキップ | なし |
送料&レンタル料 | 北海道、沖縄、離島は別途送料 |
メンテナンス代 | - |
給水方法 | レバー式 |
チャイルドロックの有無 | ◯ |
省エネ | - |
水の温度 | 冷水:10〜15℃/温水:80~95℃ |
水の温度調節 | ✕ |
SOUYI(ソウイ) / 卓上ウォーターサーバー SY-108
底面の強力吸盤で落下を防ぐ
底面の強力吸盤で落下を防ぐ
底面に4つの強力吸盤がついたペットボトル式ウォーターサーバー。使用時や不意に触れてしまったときに倒れたり、落下してしまったりすることを防ぎます。机の上などに設置しても安心ですね。
対応するペットボトルの口径は、25mmと28mmの2種類。より幅広い種類のペットボトルに対応しています。適正温度になると点灯するランプがあるのも便利ですね。
【対応ペットボトルの容量】2L
【対応しているペットボトルの口径】25mm, 28mm
本体サイズ | 幅225×奥行270×高さ315mm |
---|---|
本体重量 | 約2.2kg |
ボトルの容量 | 冷水600ml/温水800ml |
タイプ | 卓上 |
配送方法 | - |
水の価格 | - |
水の価格/500mlあたり | - |
水の種類 | 市販水(ペットボトル) |
ノルマ | ー |
スキップ | ー |
送料&レンタル料 | ー |
メンテナンス代 | ー |
給水方法 | ボタン式 |
チャイルドロックの有無 | ◯ |
省エネ | - |
水の温度 | 温水:約80〜95℃/冷水:約10〜15℃ |
水の温度調節 | ✕ |
山善(YAMAZEN) / ウォーターサーバー YWS-2
安全装置付きの温水コックがうれしい
安全装置付きの温水コックがうれしい
温水コック側に安全装置がついたペットボトル式ウォーターサーバー。冷水は押すだけで出ますが、温水はつまみを挟んだままでないと出ない仕組みで、子どものいたずらや事故を予防できます。
本体の大きさは28.2x26x40cmで、重量2.8㎏と小型軽量。模様替えや引っ越しのときでも手軽に移動させることができます。すっきりした見た目で、いろいろな場所に設置しやすそうなペットボトル式ウォーターサーバーです。
【対応ペットボトルの容量】2L
【対応しているペットボトルの口径】-
本体サイズ | 幅28.2×奥行26×高さ40cm |
---|---|
本体重量 | 2.8kg |
ボトルの容量 | 冷水600ml/温水780ml |
タイプ | 卓上 |
配送方法 | - |
水の価格 | - |
水の価格/500mlあたり | - |
水の種類 | 飲料水 |
ノルマ | なし |
スキップ | なし |
送料&レンタル料 | なし |
メンテナンス代 | ー |
給水方法 | コック式 |
チャイルドロックの有無 | ◯ |
省エネ | - |
水の温度 | 冷水:10~15℃/温水:90~95℃ |
水の温度調節 | ✕ |
ニチネン / ウォーターサーバーおいしさポット
空焚き防止安全装置付きで安心
空焚き防止安全装置付きで安心
空焚き防止安全装置付きのペットボトル式ウォーターサーバー。操作を誤って空焚きが発生しても、自動的にヒーターを消してくれます。リセットも付属の解除棒を使うだけと比較的簡単。
ペットボトル用キャップは25mmと28mmの2種類が付属。多くの種類の市販ミネラルウォーターが利用可能です。電気代は1日約25円とリーズナブルで、長く使っても安心なペットボトル式ウォーターサーバーです。
【対応ペットボトルの容量】2L
【対応しているペットボトルの口径】25mm、28mm
本体サイズ | 幅280×奥行290×高さ340mm |
---|---|
本体重量 | 約2.3kg |
ボトルの容量 | 冷水500ml/温水670ml |
タイプ | 卓上 |
配送方法 | - |
水の価格 | - |
水の価格/500mlあたり | - |
水の種類 | 市販水(ペットボトル) |
ノルマ | - |
スキップ | - |
送料&レンタル料 | - |
メンテナンス代 | - |
給水方法 | コック式 |
チャイルドロックの有無 | ◯ |
省エネ | - |
水の温度 | 冷水:10〜15℃/温水:85~95℃ |
水の温度調節 | ✕ |
LADONNA(ラドンナ) / Toffy ウォーターサーバー 卓上型温冷両用タイプ
カバー付きでボトルが目立ちづらい
カバー付きでボトルが目立ちづらい
ペットボトルカバーが付いたウォーターサーバー。ペットボトルが丸見えだと生活感があふれがちですが、カバーがそれを隠してくれます。半透明のため、ほかのものと比較して残量がわかりやすいのもうれしいところ。
キャップは25mmのものと28mmのものを付属し、幅広いミネラルウォーターに対応。お気に入りの水が使えることでしょう。大きめの水受けトレイで、水やお湯が机の上に落ちるのを防いでくれるのもうれしいポイントです。
【対応ペットボトルの容量】2L
【対応しているペットボトルの口径】25mm、28mm
本体サイズ | 幅270×奥行325×高さ617mm ※2L用カバーを含む |
---|---|
本体重量 | 2.5kg |
ボトルの容量 | 冷水620ml/温水650ml |
タイプ | 卓上 |
配送方法 | - |
水の価格 | - |
水の価格/500mlあたり | - |
水の種類 | 市販ペットボトル |
ノルマ | - |
スキップ | - |
送料&レンタル料 | - |
メンテナンス代 | - |
給水方法 | コック式 |
チャイルドロックの有無 | ◯ |
省エネ | - |
水の温度 | 温水:約85~95℃/冷水:約10~15℃ |
水の温度調節 | ✕ |
ペットボトル式ウォーターサーバーの選び方
ここからはペットボトル式ウォーターサーバーの選び方を見ていきましょう。
機能や使い方など、ウォーターサーバーの種類はピンキリです。ここで紹介する選び方を参考に、ご自分に合ったウォーターサーバーを比較しながら見つけてみてくださいね。
本体代や電気代を確認しよう
ペットボトル式のウォーターサーバーは買い切りのため、1回本体を購入してしまえばメンテナンス代などのお金は無料です。
本体代は安いものだと1,000円前後、比較的高いものでも20,000円以内です。
なかには160,000円程度するものも。最上位のモデルになると、空気中の分子を化学結合させて水を精製するという離れ業をやってのける製品もあります。
また、ウォーターサーバーに必要なランニングコストといえば電気代。ペットボトル式ウォーターサーバーでもやはり、冷水や温水を作るのに必要となります。
たろっささんによると、ペットボトル式ウォーターサーバーの電気代は月々800円前後のものが多いとのこと。
熱効率がよくないためレンタルウォーターサーバー並に冷やす(温める)場合はさらに電気代がかかるという点に注意しましょう。
とはいえ、どのペットボトル式ウォーターサーバーを選んでも電気代は大きく変わらないため、見た目や付加機能を比較して選ぶとよいでしょう。
卓上型がほとんど?形状もチェックしよう
ペットボトル式のウォーターサーバーは、ほとんどが卓上型。本体も小さく、比較的持ち運びしやすいため、好きな場所で使えるのがメリットです。
構造自体が単純なので、自身でメンテナンスができる製品なら清潔に使えるのも、ペットボトル式ウォーターサーバーならではの利点です。
その反面、あまりしっかりした造りになっていないものが多く、すぐに壊れてしまったり水漏れしてしまったりというトラブルもあります。
床置き型は、保温/保冷がしっかりしているものが多く、信頼性は高いものの、卓上型と比較して値段が高いです。また、ペットボトル自体も専用のものを使用しなければならないものが多いようです。
しかし、今回ご紹介する製品は、すべて卓上型のペットボトル式ウォーターサーバーです。
設置できるペットボトルの容量も確認
ペットボトル式ウォーターサーバーで使えるペットボトルの容量にはどのようなものがあるのでしょうか。
ほとんどのものが安定性の関係などから2Lペットボトルのみに対応しているというのが現状です。
ペットボトル式ウォーターサーバーのなかには、500ml~2Lまで対応できるものもわずかながら存在します。
しかしながら、そのようなものは大きなペットボトルを付けると不安定になり、比較的小さいペットボトル専用になりがち。
いろいろな容量が使えることはあまり期待せずに選ぶのがよさそうです。
衛生的に使うためにはお手入れが大事!
通常のウォーターサーバーでは、自動でお手入れする機能がついているものがありますが、ペットボトル式ウォーターサーバーの場合は自分でお手入れする必要があります。どのようにお手入れすればいいのでしょうか。
- 注ぎ口
アルコールスプレーなどを使用して、月に1度メンテナンスをしましょう。 - 内部
お湯を循環させて煮沸消毒。または、重曹水をタンク内に循環させます。説明書に従いましょう。
機種によっては重曹水をタンク内に循環させてお手入れをおこなう場合もあるため、その際は説明書のとおりにおこなうようにしましょう。
ウォーターサーバーは思った以上に危険な家電のひとつ。年に何件も生死に関わる事故につながってしまっているという現状があります。
また、自分の判断でペットボトル式ウォーターサーバーを分解をしたり、洗浄をしたりすると、機械がおかしくなり、結果的に故障につながってしまうばかりか火傷や感電を起こす可能性があります。絶対にやめましょう。
使いやすさにも注目
使いやすさの面では、ペットボトル式ウォーターサーバーは重い水タンクを扱わないため交換がラク。そのほかにも使いやすさの観点でチェックしておきたいことをまとめました。
給水方法について
ウォーターサーバーの給水方法にはボタン式、レバー式、コック式といった種類があります。それぞれの特徴を見てみましょう。
- ボタン式のメリット・デメリット
- 電子ロックがかけられる機種が多いため、子どもがいたずらしにくい
- 停電時などに使用できないため災害にはやや弱い
ボタン式は、ボタンを押している間だけお湯や水が出る方式。誰でも簡単に出したい量を出せるのが特徴です。
また、電子ロックがかけられる機種が多く、子どもがいたずらしにくいのがメリットのひとつ。
しかしながら、給水に電気を使うことから停電時などには使用できなくなり、災害にはあまり強くないといえます。
- レバー式のメリット・デメリット
- 電気が通ってなくても使用できる
- 片手で給水できる
- 水を入れる容器の大きさや形状によっては給水しにくい
給水部分にあるレバーをコップなどで押すことが水やお湯を出すのがレバー式。停電時でも使えたり、片手で給水できるところがメリットです。
一方、水を入れる容器の大きさや形状によっては、レバーを押しづらく、給水しにくい場合があります。
- コック式のメリット・デメリット
- 停電時でも給水できる
- 操作にコツが必要(温水の給水時)
コック式はその名のとおり、コックを下方向に倒すことで水を出す仕組みのもの。上部に設置されたボトルから重力によって水を出すため、停電時でも使用可能です。
冷水はコックを下に倒すだけなのに対し、温水は事故を防ぐためにコックを奥に押してから下に倒したりコックを上下につまんでから下げるなどといった操作が必要。
アナログなものがほとんどのため、この操作にコツが必要だったりチャイルドロックが脆弱だったりするという欠点があります。
温度設定について
ペットボトル式ウォーターサーバーの温度設定は、通常のウォーターサーバーと比較すると若干ぬるめに設定されている製品が多く、温水の場合は大体平均して75~85℃程度なのだそう。
もう少し高い温度設定であることをうたっている商品もなかにはありますが、高い温度で保温をするためには勢いよく加熱をしなければいけないため、電気代がかかるというのが難点です。
保温効率もそこまで高くない場合が多く、カップ麺などを作りたいのであれば沸かし直さないといけないことが多いです。
ペットボトル式ウォーターサーバーは冷水も比較的温度が高く、15℃程度の製品が大多数。
ペットボトル式ウォーターサーバーは冷やすということが苦手なため、ややぬるいと感じる程度の温度までしか下がらないことが多々あります。
冷水が飲みたい場合は氷を入れるなどして対応をする必要がありますね。
チャイルドロック機能があると安心
ペットボトル式ウォーターサーバーを使ううえで気になるのが、子どもがいたずらしたり不用意に触ったりすることによる事故。特に、熱湯を体に浴びると、火傷を負うことにもなりかねません。
そんな事故を防ぐのが、チャイルドロック機能です。これは、ボタンやレバーを操作できないようにして、誤って水やお湯が出ないようにする機能です。
それだけではなく、ボタンを目隠しするボタンカバーや、物理的に高い位置にボタンをつけて子どもが触れられないようにするものも。
また、ボタンを2個押ししなければ水が出てこないような仕組みになっているものなどもあります。
小さい子どものいる家庭では、こういったチャイルドロック機能があるペットボトル式ウォーターサーバーを選ぶと安心ですね。
ほかにも、赤ちゃんのいる子育て家庭におすすめのウォーターサーバーは以下の記事で解説していますので、合わせて読んでみてください。
ペットボトル式ウォーターサーバーの注意点
ペットボトル式のウォーターサーバーを導入するうえで、宅配型とは異なり、注意すべき点があります。
そこで次に、ペットボトル式ウォーターサーバーの注意点を5つ紹介します。
ペットボトルの口径が合うか確認する
ペットボトル式ウォーターサーバーの口径は「25mm」「28mm」「30mm」などメーカーによって異なるため、使用する水のペットボトルと口径が合うかどうかを確認する必要があります。
口径が合わなければ、せっかく購入したペットボトル水が使用できなかったり、水漏れの原因になったりするため、注意が必要です。
もし普段から愛飲する水があれば、その口径に合ったペットボトル式ウォーターサーバーを購入するのが良いでしょう。
冷水機能には期待できない
ペットボトル式ウォーターサーバーの冷水は、一般的に15〜20度ほどの温度です。
一方で、宅配型ウォーターサーバーの冷水や、冷蔵庫で冷やした水が5〜10度ほどであることを考えると、ペットボトル式ウォーターサーバーの水はそこまで冷たくありません。
そのため、冷たい水を手軽に飲みたい人にとって、ペットボトル式ウォーターサーバーは向いていないでしょう。
ペットボトルゴミの処分に手間がかかる
ペットボトル式ウォーターサーバーの容量は、基本的に500ml〜2Lであり、使用できる水量に限りがあります。
高頻度で水を使用する場合、毎日のようにボトルを交換する必要があり、どうしてもペットボトルゴミが多く出てしまいます。
宅配型ウォーターサーバーの容量が、基本的に12Lであることを考えると、ボトルの交換頻度やゴミの量はネックになるでしょう。
衛生環境に気を付ける必要がある
ペットボトル式ウォーターサーバーを使う場合、基本的に自分自身でサーバー内部を清掃する必要があります。
2〜3日ほどで水を消費し、その都度ウォーターサーバーの内部を自分で清掃することを考えると、手間に感じる人もいます。
定期的な清掃が面倒に感じる人は、宅配型ウォーターサーバーを使用するのが良いでしょう。
無料のアフターサービスが充実していない
宅配型ウォーターサーバーでは、故障時の補償サービスや、トラブル時の24時間対応など、幅広いアフターサービスを無料で受けられます。
一方で、ペットボトル式ウォーターサーバーでは、水の購入や定期的な清掃など、必要なことはすべて自分自身でする必要があります。
丁寧なアフターサービスを受けながら美味しい水を飲みたい人は、ペットボトル式ウォーターサーバー以外の選択肢も検討してみましょう。
ペットボトル式ウォーターサーバーに関するよくある質問
ペットボトル式ウォーターサーバーは、設置の手軽さやコンパクトさなど、様々な特徴があります。
一方で、一般的なウォーターサーバーとは異なる点が多く、ペットボトル式ウォーターサーバーの購入前に気になる点も多いでしょう。
そこでこの記事の最後に、ペットボトル式ウォーターサーバーに関するよくある質問と回答を紹介します。
宅配型とペットボトル型はどちらが安い?
ペットボトル型ウォーターサーバーの方が安い傾向にあります。
宅配型ウォーターサーバーの場合、定期的に届く水の料金に加えて、サーバーレンタル代や電気代など、さまざまな費用がかかります。場合によっては、水の送料が必要なこともあります。
一方で、ペットボトル型ウォーターサーバーは水の料金が比較的安く、サーバーレンタル代も不要で、総合的に安くなりやすいです。
ただし、宅配型ウォーターサーバーには自動クリーニング機能がついていたり、充実したアフターサービスを受けられたりと、値段相応のメリットも多く存在します。
予算と照らし合わせながら、必要な機能を備えたウォーターサーバーを選ぶことが大切です。
ペットボトル式ウォーターサーバーは何日ほど持つ?
2Lのペットボトル水を使用し、1日に1L飲むと仮定すると、2日間持ちます。
ただし、衛生的な観点から、一度開封した水は比較的早めに飲み切ることを推奨します。
ペットボトル式ウォーターサーバーの水は、セットしてから2〜3日以内に使用するのが理想です。
また、ウォーターサーバー内部を定期的に清掃することで、水の安全性を維持することが重要です。
ペットボトル式ウォーターサーバーを辞める理由は?
ペットボトル式ウォーターサーバーを辞める理由には、以下のようなものがあります。
- 水が思っていたより冷たくなかった
- ペットボトルゴミの処分が手間だった
- ペットボトル水の交換回数が予想以上に多かった
- ウォーターサーバー内部の清掃が面倒だった
- 故障時のアフターサービスを受けられなかった
ペットボトル式ウォーターサーバーは、一般的なウォーターサーバーよりも値段が安い代わりに、機能性に乏しい部分もあります。
そのため、ペットボトル式ウォーターサーバーを辞めた後に、宅配型のウォーターサーバーに切り替える人もいます。
まずはウォーターサーバーを試しに導入するつもりで、ペットボトル式ウォーターサーバーを使ってみるのも良いでしょう。
ペットボトル式ウォーターサーバーのおすすめ商品をまとめ表で比較
本記事で紹介したおすすめのペットボトル式ウォーターサーバーを一覧表で比較!ぴったりな商品を見つけてみてください!
注目ポイント | おしゃれかつかんたんに水を注げる | A4用紙以下の超小型ボディ | 2秒で熱湯が注げる時短サーバー | シンプルデザインで飽きが来ない | 運転ランプ付きで適温かすぐわかる | 2Lと500mlのペットボトル対応 | 底面の強力吸盤で落下を防ぐ | 安全装置付きの温水コックがうれしい | 空焚き防止安全装置付きで安心 | カバー付きでボトルが目立ちづらい |
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商品画像 | ||||||||||
商品名 | ||||||||||
商品リンク | ||||||||||
本体サイズ | 幅180×奥行200×高さ230mm | 幅21cm×奥行22.5cm×高さ29cm | 幅95×高さ170×奥行135mm | 幅250×奥行205×高さ285mm | 幅225×奥行270×高さ315mm | 幅20.5×奥行24×高さ30cm | 幅225×奥行270×高さ315mm | 幅28.2×奥行26×高さ40cm | 幅280×奥行290×高さ340mm | 幅270×奥行325×高さ617mm ※2L用カバーを含む |
本体重量 | - | 約2.2kg | 850g | 2.2kg | 2.2kg | 幅20.5×奥行24×高さ30cm | 約2.2kg | 2.8kg | 約2.3kg | 2.5kg |
ボトルの容量 | - | 2L | 0.6L | 冷水400ml/温水700ml | 冷水570ml/温水850ml | 冷水480ml/温水780ml | 冷水600ml/温水800ml | 冷水600ml/温水780ml | 冷水500ml/温水670ml | 冷水620ml/温水650ml |
タイプ | 卓上 | 卓上 | 卓上 | 卓上 | 卓上 | 卓上 | 卓上 | 卓上 | 卓上 | 卓上 |
配送方法 | - | ワンウェイ | ‐ | - | - | - | - | - | - | - |
水の価格 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
水の価格/500mlあたり | - | - | ‐ | - | - | - | - | - | - | - |
水の種類 | 市販水 | 飲料水 | 市販水(ペットボトル) | 市販水(ペットボトル) | 市販水(ペットボトル) | 飲料水 | 市販水(ペットボトル) | 飲料水 | 市販水(ペットボトル) | 市販ペットボトル |
ノルマ | - | なし | ー | ー | - | なし | ー | なし | - | - |
スキップ | - | なし | ー | ー | - | なし | ー | なし | - | - |
送料&レンタル料 | - | 無料 | ー | ー | - | 北海道、沖縄、離島は別途送料 | ー | なし | - | - |
メンテナンス代 | - | ー | ー | ー | - | - | ー | ー | - | - |
給水方法 | コック式 | ボタン式 | ダイヤル式 | レバー式 | コック式 | レバー式 | ボタン式 | コック式 | コック式 | コック式 |
チャイルドロックの有無 | × | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
省エネ | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
水の温度 | 常温のみ | 冷水:12~15℃/温水:85~95℃ | 冷水:90℃/温水:45℃ | 冷水:約12~15℃/温水:約85~95℃ | 冷水:10〜15℃/温水:80~95℃ | 冷水:10〜15℃/温水:80~95℃ | 温水:約80〜95℃/冷水:約10〜15℃ | 冷水:10~15℃/温水:90~95℃ | 冷水:10〜15℃/温水:85~95℃ | 温水:約85~95℃/冷水:約10~15℃ |
水の温度調節 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
まとめ
今回はペットボトル式ウォーターサーバーの選び方やおすすめ商品を、現役家電販売員兼家電ライターのたろっささん監修のもと紹介しました。
水の代金が安く、本体も比較的安価なペットボトル式ウォーターサーバーは手軽に導入可能。本体のサイズもコンパクトで置きやすいのもうれしいですね。
この記事を通して、そんなペットボトル式ウォーターサーバーをどのように選べばいいのかご理解いただけたのではないでしょうか。
この記事を参考にあなたにピッタリのペットボトル式ウォーターサーバーを見つけてみてくださいね!
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